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雑司が谷散人の街道遊歩 0604
京街道 1日目-02 2018.12.18
音羽橋で山科川を渡る京街道旧道。
山科川は音羽川とも呼ばれ、牛尾山を源とし、潮観音近くに音羽の滝がある。
その水音が鳥の羽音のように聞こえたことから、音羽の名があるという。
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山科川を渡り、大塚地区を南へ進む京街道旧道。
大塚は「皇塚」で、古墳があった地を示すという。
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京街道旧道が新幹線の高架をくぐる手前に、道標が残る。
「ひだり おゝつみち、みぎ うじみち」と刻まれ、京街道が大津、近江へと通じたことから大津道と呼ばれていたことがわかる。
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新幹線の高架をくぐると、北大塚交差点角に「皇塚」の碑がある。
大塚の由来となった皇塚。
ここが古墳とされる場所だろうか。
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京街道旧道の南大塚バス停の先を東西に横切る道は、妙見道。
この道を左に入ると、少し先に妙見寺がある。
妙見道は東海道日ノ岡峠手前の亀の水不動尊からここへと通じていたという。
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