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雑司が谷散人の街道遊歩 0940

日光街道 6日目-01 2019.9.18

栃木県に入っている日光街道の旅。
6日目は小金井一里塚から。
一里塚を背に国道4号を進むと、小金井交差点のあたりから小金井宿に入る。
左手には慈眼寺。
建久7年の創建。
将軍の日光社参の際の休憩所となり、境内には御成御殿が建てられていたという。

小金井宿の慈眼寺

慈眼寺は明治元年の火災で建物の大半が失われたが、観音堂と鐘楼堂は江戸期のものが現存している。

慈眼寺観音堂

慈眼寺の並びに、小金井宿鎮守の金井神社。
江戸期には「北辰宮」と呼ばれ、本殿の壁面には江戸末期の彫刻が施されている。

金井神社

小金井宿は江戸から14番目の宿。
江戸方から下町、中町、上町と続き、天保年間の記録では本陣1軒、脇本陣1軒、旅籠43軒。
江戸期以前は鎌倉街道中道の金井宿が、後の小金井宿にあたるという。

小金井宿

小金井の地名は、近くにあった湧水池から黄金が出たという伝承に由来する。
当初は金井村で、後に小金井村となった。

小金井宿

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