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雑司が谷散人の街道遊歩 0725

暗越奈良街道 1日目-08 2019.3.20

御厨地区の暗越奈良街道旧道沿いに、行者堂。
隣接する空き地は、八尾警察署御厨分署の跡地で、昨年秋の火災で惜しくも焼失。
分署があったということで、御厨がこの地域の中心地だったことがわかる。

行者堂

御厨の暗越奈良街道旧道を進むと、右手に植田家住宅。
大坂と奈良を往き来した大名の休憩所のひとつ。
御厨にはこのような家がいくつかあったようで、本陣札を残す家もあるという。

植田家住宅

第二寝屋川を渡ると、やがて暗越奈良街道旧道は府道15号へ合流し、近畿自動車道の下をくぐると意岐部交差点へ。
このあたりは旧意岐部村で、今も地域名として意岐部の地名は使われている。
「延喜式」に見られる意岐部神社に因むという。

意岐部

菱屋東地区に入ると、府道15号から暗越奈良街道旧道が右へ分かれる。
右手の菱屋東北公園前に道標。
ここは暗越奈良街道と河内街道の交点で、「すぐ八尾、右大坂、左奈良」の文字が見える。
「すぐ」は直進のこと。

河内街道との交点

菱屋東北公園前の交差点に、もうひとつの道標。
「左住道 四条畷、すぐ石切 瓢箪山 奈良」の文字が見える。

河内街道との交点

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