雑司が谷散人の街道遊歩 0816
中山道 7日目-02 2019.6.11
中山道旧道左手の安中郵便局の植込みに、安中宿本陣跡の碑。
安政3年の記録では、安中宿の人口は400人弱と、高崎宿や松井田宿の4分の1程度の小さな宿場だったことが分かる。
伝馬町交差点を右へ入ると、突き当たりに旧碓氷郡役所。
開庁は明治11年。
同21年にこの地に庁舎が建つが、同43年の火災で焼失。
今も残る建物は、翌44年再建のもの。
郡役所の廃止は大正15年。
群馬県内の郡役所で建物が残るのは、ここのみという。
旧碓氷郡役所の西側に、日本キリスト教団安中教会。
大谷石造の礼拝堂は大正8年築で、正しくは新島譲記念会堂。
没後30周年を記念して建てられたもの。
中山道旧道に大手前バス停。
安中城ゆかりの地名。
安中城址は安中教会西側の安中小学校の地。
永禄2年、安中越前守忠政により築城。
中山道旧道右手の蔵造りの商家は、青柳質店。
表からは見えにくいが、裏手の敷地内にも蔵が並ぶ。