雑司が谷散人の街道遊歩 0482
東海道 24日目-12 2018.8.29
これ以上のものはない、という意で使われる「関の山」は、関宿の祭りの山車の立派さに由来するという。山車が宿場の建物の軒先ギリギリを通過する様子から「目一杯」の意にも使われ、いずれも関宿に因む慣用句。
江戸期の関の名産は、火縄。
新所地区を中心に何軒もの火縄屋があったという。
火縄は鉄砲だけでなく、旅人の煙草用にもよく売れたようだ。
関宿の町家でよく見かける、漆喰彫刻。
子孫繁栄、家運長久など、多くの人が行き交う宿場として、職人の技巧が人々の願いを形にしている。
東海道旧道右手に観音院。
関宿もそろそろ西の外れ。
関宿西追分へ。
ここは東海道と大和街道の分岐点。
左の大和街道は加太を越え、伊賀上野を経て奈良に至る。
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