見出し画像

雑司が谷散人の街道遊歩 0853

中山道 8日目-14 2019.6.19

旧軽井沢の賑やかな通りを抜けると、中山道旧道は別荘地の離山通りへ。
やがてラウンドアバウトで知られる六本辻交差点。

六本辻交差点

中山道旧道は、離山南麓の別荘地を西へ進む。
離山はテーブルマウンテンとも呼ばれる溶岩ドーム。

離山南麓の別荘地

中山道旧道が離山南麓で国道18号に近づくと、右手にギャラリーの看板を掲げた蔵が見えてくる。
明治の実業家で軽井沢の開発を行った雨宮敬次郎の別荘地で、蔵の奥に母屋、新座敷と続く。

雨宮敬次郎の別荘地

雨宮敬次郎別荘地の平家の母屋は、明治中期の築。
その奥の新座敷は、明治末の築。
これらを合わせて、雨宮御殿と呼ばれた。

雨宮御殿

雨宮邸新座敷からさらに奥へ進むと、旧近衛文麿別荘、市村記念館。
大正7年に野沢原の別荘分譲地に建てられた洋風建築で、同15年に近衛文麿が購入。
昭和7年に近衛と親交のあった政治学者の市村今朝蔵が購入。
翌年に南原へ移築後、平成9年にここへ移された。

旧近衛文麿別荘、市村記念館

いいなと思ったら応援しよう!