雑司が谷散人の街道遊歩 0823
中山道 7日目-09 2019.6.11
松井田下町郵便局付近から、中山道旧道は松井田宿に入る。
江戸日本橋から16番目の宿。
本陣と脇本陣を2軒ずつ構えたが、旅籠は14軒と少なく、小規模な宿場だった。
上州馬子唄に「雨が降りゃこそ松井田泊まり、降らじゃ越しましょ坂本へ」とあるが、次の坂本宿との間には碓氷関所があり、これを陽の高いうちに通過してしまいたいというのが一般的だったようで、松井田宿は素通りする旅人が多かったようだ。
松井田宿の江戸方の街並みは、下町。
下町交差点の先の左手、田口医院の角は妙義道との分岐点。
下町の次が仲町。
仲町交差点手前の左手、群馬県信用組合付近が、2軒あった本陣のひとつ、金井本陣の跡地。
信用組合の裏手には古い建物も。
仲町交差点角に旧畑中医院。
古くは旅籠の建物だろうか。
角にある小さな石柱は、松井田町道路元標。
この交差点を右へ入る道が、榛名山への榛名道。
旧畑中医院の向かい側に、辻中薬局伊勢屋。
古い看板が残る。
伊勢屋は宿場時代の屋号か。