雑司が谷散人の街道遊歩 0846
中山道 8日目-07 2019.6.19
道の右手には弘法の井戸。
刎石山の茶屋の井戸が枯れて困っていた際に、通りかかった弘法大師が「ここに井戸を掘れば良い」と教えたと伝わる。
弘法の井戸を過ぎると刎石山の山頂で、茶屋跡の案内板が立つ。
力餅やわらび餅を出す4軒の茶屋があったという。
茶屋跡の先は、杉並木の平坦な道となる。
杉並木の先には、道の両側が削り取られたようになっている「堀切」。
秀吉の小田原攻めの際、松井田城主の大道寺政繁が防戦のために尾根道を狭めた場所。
堀切を過ぎて切通しを抜けると、正面の山に南向馬頭観音が置かれている。
このあたりは地形が険しく、山賊のよく出た場所という。