雑司が谷散人の街道遊歩 0920
日光街道 4日目-07 2019.8.20
古河宿の鍛冶町通りに面した土蔵造りの店蔵は、明治39年築の富岡蔵。
道路整備と合わせて、今よりやや東側にあったものが、曳家保存されている。
鍛冶町通りの蔵の脇に、小さな稲荷の参道。
筑波道との分岐点に、常夜燈の載る道標が立つ。
正面に「左日光道」、右側に「東筑波道」、左側に「右江戸道」と刻まれる。
日光街道の道筋は、ここで鉤形に曲がり、横町へと入る。
横山町に入ると、日光街道旧道右手に鰻店「武蔵屋」。
もとは江戸末期の茶店「漆屋」で、明治44年から料理屋となり、屋号も「武蔵屋」と改めたという。
土蔵造りの建物は、明治中期のもの。
江戸期には横町と呼ばれた、横山町の日光街道旧道。
往時には旅籠や茶店が多く集まった場所。