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雑司が谷散人の街道遊歩 0417

東浦賀道 1日目-02 2018.7.8

追浜駅前の鳥海医院は昭和8年築。
海軍の街らしいモダン建築。

鳥海医院

追浜駅前から国道西側の小さな路地へ入り込む浦賀道旧道。
高台の崖下を縫うような小径を辿っていくと、首斬観音。
大正末の国道工事で多数の頭蓋骨が見つかったとのことで、これを供養したもの。
天保飢饉での処刑者といわれる。

首斬観音

浦賀道旧道は国道16号西側に並行する崖下の道となる。
この辺りは凝灰岩の山として知られる鷹取山の下。

崖下の道

国道16号に出た浦賀道は、浦郷隧道へ。
このトンネルは大正14年竣工ながら、今も国道トンネルとして現役。
浦賀道旧道はトンネル手前左手の階段を上がり、船越町へ向かうが、階段上で旧道は消滅。
一旦トンネルを抜け、反対側から山越えの旧道を目指す。

浦郷隧道

浦郷隧道南側から急な階段坂を上り、北側の階段上で消滅していた浦賀道旧道へ戻ると、森の中に忽然と現れる美しい切通し。
がらめきの切通しと呼ばれた浦賀道の難所。
がらめきとは岩の崩れる音に因むとか。
アプローチの困難な場所に往時の姿そのままに残る切通し。
貴重な旧道風景。

がらめきの切通し

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