120年の古民家、好きにしてください!
今日は有形文化財・日本遺産を運営管理されている社長さんとお会いする機会を頂いた。1897年(明治30年)に作られ、綺麗な形で保存されている「太田邸」。鳥取市内から車で数十分、八頭町と若桜町の境近くの旧街道沿いにひっそりとたたずんでいる。
平成24年に整備を開始し今ではイベントスペースや宿泊施設として、自由に使える場所として研修やお祝い事を中心に利用されている。去年は鳥取平井県知事が韓国の友好関係にあるエリアの知事とここで会食もされている。そんな由緒正しい重要建築物の活性について、ひょんなご縁から相談を頂くこととなった。
歴史ドラマに出てくるような二千平米の運営案をこれから考えなければならない。俺にできるのだろうか?荷が重すぎる!と正直思ったが、こんな機会は滅多にあるものではない。誠に僭越ながら取り組ませて頂こうと決意した。どう使ってもいいのだ!
もちろんこの風情を生かす内容であることは当然要求させるのだが、当初資料を見せて頂いただけで提出した企画書では網羅しきれない魅力がある。行ってみたらわかることは当然多くあるが、資料では伝わってこない雰囲気を感じることが出来た。そして僕一人の考えより色んな人のアイデアを頂き、熟成させながら進める方がいいのではないか?ぜひより多くの方がここで流れる時間や風情を感じ、心を洗うなり、何かを学ぶなり、人生の節目を喜ぶお手伝いを「太田邸」で行うことが出来れば、僕にとってもこんなに嬉しいことはない!そう思わずにはいられなくなったのであった。