自分を見つけてほしい
誰かに僕をみつけてほしい。
迷宮の奥へ迷い込んでしまった僕を見つけてほしい。
そして出口へ連れて行っておくれ。
この迷宮が世界かもしれないという恐怖からひっぱりだしてくれ。
しにたいし、消えたいな、ずっと。
ずっとそうで、そうじゃない世界がもう想像つかない。
暗闇の中、漏れ出る光を求めてとぼとぼ歩いている、そんな感じ。
でも僕だけが知る世界。世界が僕のすべて。
どうせかまちょ、言われるけど、でも、かまってほしい、というか、見つけてほしい。自分でもどこにいるのかわからない。
夜道を歩いている時、電灯に群がる虫たちを見て、同じだなあと思った。
同じだけど、かれらには光がちゃんとある。
でも、そんな見え見えな光に群がるのはみじめだからやりたくないねーーーーーーだ。ぬーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。
だから、重油?ヘドロ?なんだかわかんないけど、それを燃やしてなんとか進む。けっこー臭いからヘドロかも。進むんだけど、出口からより遠くなってるかも。んで、しにたいのだ。だ。だ。だ。だ。だ。だ。だ。ああああ。
^^。見つけておくれ。ここにいるから。理解しておくれ。尽くすから。
さみしいよお。毎日しにたいよお。もう4年以上そんな感じ。ぐぐぐぐぐ。
あたまなでなでしてほしい。でも、してもらえない。してって言えない。
相手もいない。だから、自分でするのだ。なでなでーってして、いい子だからねーって心の中で言う。したら、口でうーっって言って甘えちゃう。
胸がきゅーってなる。自分で自分を撫でて、自分で自分に甘えてるのに気づいたら、とってもさみしくなるから、それは気づかないようにするの。
それで、自分の腕に抱かれて寝るの。それがしあわせ。僕が僕にここに居ていいんだよーって教えてくれるから。そしたらなんとかしなずにいれる。
でも、彼女が欲しいんじゃないんだ。見つけてほしい。んで、別に頭なでてくれなくてもいい。なでてくれたらうれしいけど、でも、見つけてくれたんだったらそれだけでいいや。ぎゅーーーーーーーーーーーーーーー。
もっかい。ぎゅーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。
もう迷わなくてよくなる。一人にみつけてもらえればいい。
僕は裏切らないからね。ずーーーーっと見てるから。それは大事な人だから。何があってもお守りします。でも、そういうのはいらないらしい。現代の社会じゃあそんなのは重荷らしい。
だからひとり。ある日ストンと落とし穴に落ちるんだ。
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