カリブの島、ジャマイカの食。
前回、濃厚なジャマイカ旅行の話をしたが今日は食について紹介したい。
私はジャマイカ料理が大好き。素材の味が生かされていて、味付けにセンスがあると思う!ゆっくり時間をかけて作るのも美味しさの秘訣では。
アキ(Ackee)と言う名の果実。未熟の生のアキは毒なので、調理が必要。
塩ダラとアキを炒めた「Ackee & Saltfish、アキソルトフィッシュ」という料理が有名。
アキの味は説明しにくい。甘みはないのでフルーツという感覚はなく、卵というかアボガトというか…。一度食べると病みつきになる。
Guinep(ギネップ)。緑色の硬い皮の中に、どろっとした食感の果肉と種子が入っている。甘酸っぱい味で、キャンディーみたい。
暑い日差しのビーチで食べるのにちょうど良い。Negrilのビーチでのんびりしてたら、お兄さんが売りにきた。
パティ。中身が何か忘れてしまったが、ビーフかチキンだったかな。結構いたる所にお店がある。ジャマイカ人のスナックで、パイ生地の中にビーフやチキン、魚、アキや野菜などが入っている。ベジタリアンパティもあるよ。
小腹が空いた時にぴったりなファーストフード。
お勧めはキングストンのデボンハウスにあるパン屋さんのパティ。
ふと思い出したが、パティを買いに行った時お店で小さな男の子がパティを何個か買おうとしていた。でもお金が足りなかったので、可哀想に思って足りない分を出してあげた。
ジャマイカは暮らしが大変な人もいると思うので、こういうちょっとした場面では助けてあげたい。自分の行いはいつか何らかの形で帰ってくると思っている。
ジャマイカ料理と言えばスパイス。オールスパイス、ジャークシーズニング、フィッシュスパイスなどをよく買って帰る。MaggieなどのメーカーはMSG(味の素)は入っていなかったはず。ホットソースも忘れずに!
そして、ジャマイカのコーヒと言えばブルーマウンテン。お茶は、ジンジャーやソレル(酸味が効いていてハイビスカスに似ている)ティーがお気に入り。
一時期、スパイスの調合にはまって、自分でハーブを買い集めてオリジナルのスパイスを作っていたなぁ。
友達が作ってくれた魚料理。Steamed fish (蒸し魚)にオクラなどの野菜とウォータークラッカーの付け合せ。
シンプルな味だが、びっくりするくらい美味しい。私の中でクラッカーは、お菓子のイメージだけど、料理と食べるとは斬新。
市場で売ってるお魚がカラフル。ジャマイカに着いた初日に魚を食べたが、骨まで青かったのを今でも覚えている。Fish soup(魚のスープ)もおすすめ。
持ち帰りのフライドチキン弁当。こういうのも、感動するくらい美味しい!
ご飯はRice and Reas (豆ごはん)だったかな。道端で買って、鍋から紙コップに入れてくれるオクラのスープも美味しかったなぁ。ジャマイカは、オクラ料理も多いので日本人の口に合うと思う。
そういえば、ジャマイカ人にKFCをよく勧められる。ジャマイカのKFCは「めちゃめちゃ美味しいらしい!」が、いつも他に食べたい物が多すぎて一度もKFCに辿り着けたことがない…。
市場の野菜。ジャマイカでは、お米以外にも茹でた青いバナナ(プランテン)、ヤム芋(タロイモ)、ダンプリン(小麦粉を練った物。すいとんに近い)などを主食に食べる。食事はスパイスが効いているし、満腹感が凄い。
ジャマイカで必ず食べて欲しいのが「ジャークチキン」。クミン、オールスパイス、タイム、スコッチボネット(唐辛子)など色々なスパイスをマリネして、炭火で焼いたチキン。
ジューシーで辛さもありながら、奥深い味わい。お店によっては、食パンに挟んでくれる。
ビールはやっぱりRed Stripe! これは、珍しいレモン味。爽やかな飲み口なので、スパイシーなお料理にぴったり。ちなみにパナマに住むジャマイカの友達に買ってきて欲しい物を聞いたら、ホワイト・ラムのWray&Nephewをリクエストされた。このラムもジャマイカでは定番。
車でキングストンの市場を通り過ぎて行ったが、結構カオスっていた。南米にある市場に似ているので、驚きはしないが治安的に一人で歩いて買い物はできなさそう。物がゴチャゴチャしていて、南米のボリビアの市場を思い出した。