島田直明

島田直明

最近の記事

眠れない夜、その訳は

昨日の夕方、師走のせいか、 埼玉からの帰り道の高速道路は大渋滞、 一向に前に進めない車中で 俺は焦っていた。 スタッフから 「メンフクロウのニンニンが 昼に与えたゴハンを吐いて 具合悪そうにしています。」 と、電話があったからだ。 これはヤバい! この時点で俺の頭をよぎったのは 鳥インフルエンザ。 今年はかつてない勢いで 日本各地で猛威を振るっている。 先週あたりから、 芦ノ湖にもオオバンだけでなく ヒドリガモたちもやって来た。 彼らは人がいない時には 湖から

    • ウサギを知らない子が描くウサギは、白くて赤い目をしている?

      今日は川崎市にある幼稚園に ウサギを連れて行った。 ウチで生まれたウサギの兄弟。 昔から世話になっている幼稚園の 園長先生から頼まれていたものだ。 この幼稚園には、 今回のウサギの他 ヒツジもいて 毎年毛刈りや定期的に健康管理もしている。 子供の時から 俺たちの手で育てて お客様たちとのふれあいの中で育った ウサギたち。 人に対して怖がらない 撫でられるのが大好きだ。 これからは幼稚園の子供たちに 共に生きる仲間として迎えられた。 先日、 幼稚園の先生から聞いた話

      • 冬は青草が少ないけど、探せばあるんだよ。

        今朝、ポニー乗馬の準備をしていたら、 スタッフが、 小さなクローバーの群生地で 一生懸命クローバーを摘んでいた。 爬虫類のイグアナ、リクガメや ウサギの飼育を任されているスタッフだ。 ZOOKISSでは、 八百屋で購入できる キャベツや小松菜などの野菜類を 草食性の爬虫類やウサギたちに 与えているが、 できるだけ、野に生えている青草 いわゆる野草を自分たちで取ってきて 動物たちに与えでいる。 野に生えている野草たちには 人間用の野菜にはない エネルギーやビタミン、ミネラ

        • 身体が小さいからこそ、ポニーのトレーニングは難しいのだ。

          今日のトレーニングは ポニーのサリーちゃん! サリーちゃんがウチに来たのは6年前。 3年前から俺の手を離れた現場にいた。 最近では、 スタッフのいう事を聞かなくなり、 乗馬コーナーでも 困った存在になっていたので、 再調教のため俺の元へ帰って来た。 馬たちが人のいう事を聞かない その理由の中で一番多いのは 馬が人よりも強い立場に なっていることなんだ。 馬は基本的に群れを作る動物。 馬の群れは一頭の歳をとった 出産経験のあるメスが リーダーとなり率いられる。 群れの

          W杯、感動したなぁ!動物たちのために出来ることを 頑張るって気持ちいい!

          今日は早朝からW杯 スペインまでも倒してしまう 日本選手たちの頑張りには感動したね。 選手たちは、何であんなに 頑張れるのだろう? 先日、あるお寺の前に 張り出してあった言葉を思い出した。 『人間、自分のためだけに頑張るだけでは、 その成果もたかが知れている 自分のためではなく 自分以外のもののために 頑張るからこそ幸せになれるし 夢を叶えることもできる。』 W杯の日本選手も自分を捨て チームへ貢献する姿勢が この結果を導き出したのだろう。 俺も常にそうありたい

          W杯、感動したなぁ!動物たちのために出来ることを 頑張るって気持ちいい!

          クマは20年飼っていてもウソをつく

          先日、20年飼育していた ツキノワグマに襲われてしまう 悲しい事故があった。 ここで 問題に思うのは、 事故を起こしたクマが 外に出てしまったこと。 事故に遭われた方のご冥福をお祈りいたします。 この方がどのように飼育していたのか わからないが、 小さく、可愛かった子グマの時から 飼育していたのだろう。 大きくなった今でも 毎日何事もなく ゴハンをあげ、掃除をしていた のだろう。 当たり前の毎日なのに 事故はなぜ起こったのだろう? 飼育している現場を 見ていないの

          クマは20年飼っていてもウソをつく

          人間の子供の成長も速いんだね

          今日は人間の子供の話。 動物たちとのふれあいの場を作り 動物たちの、素晴らしさや楽しさを伝える 我々スタッフには、 会社の社訓として 「動物と子供の笑顔が宝物」 という言葉を使っている。 それだけに 自分としては、 お客様の子供たちのことを よく見てきたつもりでいた。 お客様の家族にはリピーターが多いので、 毎年来てくれて、会う度に 小さな子供たちが 大きくなって成長した姿を見ることも 俺の楽しみの一つだ。 そんな彼らの年齢は3歳から小学生くらいが多い。 また、動物た

          人間の子供の成長も速いんだね

          バニラの匂いでブタのケンカが収まる、 ってどういう事??

          今日の日本農業新聞 栃木県畜産酪農センターの 養豚施設で群れで飼育している母ブタたちに バニラの匂いを嗅がせると ブタたちの闘争を止める効果がある。 という報告が掲載されていた。 この施設では、 以前は母ブタたちは 一頭づつで飼育管理される ストール飼いという方法で飼育されていたが、 今は アニマルウェルフェア 動物たちの快適な暮らし方を 考えて行う飼養管理の方法 を意識して 母ブタたちは群れで飼育されている。 ところが、 ブタたちはお互いに 順位付けをするので 群れ

          バニラの匂いでブタのケンカが収まる、 ってどういう事??

          今日で60歳になりました。

          ZOOKISSの園長島田です。 今日で60歳になりました。 60歳のおじさんって 昔はスゴイお爺さんで 人格者なイメージがあったけれど いざ、自分がなってみると 18歳で動物の世界に足を踏み入れて以来 何の成長もない気がするなぁ。 東武動物公園から独立して 22年。 あの時決めた生き方、 それは、 「動物とのふれあいを通じて 動物の楽しさや素晴らしさを伝えること」 そして、今でも自分自身が 様々な生き物たちに触れてみることや 彼らとのコミュニケーションをとることが 楽し

          今日で60歳になりました。