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なぜ SaaS管理サービス zooba を開発するのか
株式会社 zooba (ズバっと解決でズーバ) の名和(なわ) です。
少し自己紹介も兼ねて アカウント管理・ライセンス管理を実現するため zooba を開発するに至った経緯を書きたいと思います。
SaaSの導入加速
私は元々情報システム部門のキャリアが長く、中でも オンプレ型の認証基盤であるActive Directory を長く運用してきました。
日本マイクロソフトでは、プレミアサポートのサポートエンジニアとして、Active Directory 、Windows Server を中心にトラブルシューティング、運用支援などを行っていました。
Active Directory は、情報システム部門の方であれば知らない方はいないオンプレミスの認証・認可の仕組みですが、すごく良くできたシステムだと思います。
Active Directory は2000年に誕生し、20周年以上も企業の認証基盤を支えており、今も現役で運用されている企業は多いと思います。
その後、株式会社ディー・エヌ・エーでインフラエンジニア経験を経て、同社にて自分で志願し部署を異動し、SaaS の運用管理を行うことになります。
それまでサーバー、ネットワークなどの知見を伸ばすべく頑張ってきたわけですが、特に社内システムの領域に関しては、端的に言うと、「SaaSに自分の仕事を取られる」本当にそう思いました。
SaaS が私達の運用領域をカバーしてくれる範囲はとても広く、業務効率化を図れるツールがどんどん出てきています。
オンプレミスの台帳は1つだった
Active Directory の話に戻るのですが、オンプレの世界であれば、IDの管理台帳は、Active Directory たった1つで、SMB やら ldap やら、Kerberos 認証、NTLM認証 やらが利用でき、メールアドレスの台帳としても機能します。
しかし、舞台がWeb / SaaS に移った途端に、アカウト作成、棚卸し、人事情報とのアカウント連携など多くの課題が出てきます。
自ら志願したSaaSの管理、購買の業務であったのですが、ここで様々な課題を感じることになり、心からこの課題を解決したい、向き合いたいと強く思うようになりました。
zooba が実現したいもの
・アカウント台帳はシンプルに1つ
・情報システム部門はクリエイティブに!
これを実現したいと思ってzoobaを開発しています。
2022 年初めのβ版リリースを予定しており、今後こちらの note にて順次zooba の情報をアップデートさせていただきます。