「ふさふさウサギ」
ニューフェイス 第17回
今回は、毛が柔らかな「ふさふさウサギ」(long hair rabbit)です。
2024年2月下旬に、逗子市の住宅街で30匹(羽)の放置ウサギが発見されました。
草やぶで、ウサギたちが自由気ままにピョンピョン飛び跳ねているニュース映像を見て、ふと、昭和30年頃(1955)に、わが家で飼っていた白ウサギを思いだしました。
当時、一般家庭での販売用ウサギの繁殖が流行。小学生だった園長は、小遣い欲しさに飼育を受け持ちました。ところが、つがいのウサギは小柄でも大食漢。毎日の野草採取に苦労しました。
ところで最近、小学校からウサギやニワトリたちが、どんどん姿を消しているそうです。
学童が飼育舎で命の貴さを実感できる「学校飼育動物」は、長年にわたり教育現場で親しまれ大切にされてきました。
しかし、鳥インフルエンザ問題や教員の働き方改革などによって、全国的に激減。飼育係が過去の存在になってしまうのは、ちょっぴり寂しい気がしますね。 かいのどうぶつえん 園長
<うらばなし>
ウサギの体毛には、アカウニやムラサキウニ、ガンガゼなどの破片をたくさん使用しています。ウニ類の細い棘は保管や移動でかんたんに折れます。そうしたウニのクズを大切にストック。ウサギの体に貼り付けました。
貝は「割らない」「塗らない」「削らない」
第17回 「ふさふさウサギ」
★頭:ハナマルユキ ★体:ヤクシマダカラ ★耳:ホトトギスガイ ★目:スガイ ★鼻:マメニセサクラ ★髭:ガンガゼ ★脚:ヒメカノコ
★ 体毛:アカウニ/ムラサキウニ/ガンガゼ ★床:ハマグリ
☆かいのどうぶつえん 葉山図書館作品展開催中 6月25日~8月25日