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「470級セーリング」

記念作品シリーズ 第三回

「かいのどうぶつえん」では、2006年の開園以来、毎週1作品のペースで、新作を制作してきました。

そして、100回目ごとの節目に、“記念作品”を制作し公開。
このシリーズでは、時間をさかのぼって記念の作品をご紹介します。

三回目は、2019 年8 月に公開した第700回目の作品「470級セーリング」 (470 class sailing)です。

第32回東京オリンピック2020の、セーリング競技に使われた小型ヨット470級は、2人乗りのレース用ヨットで全長が4.7m。

呼吸を合わせてヨットをコントロール

1976年のモントリオール五輪から正式種目となり、1988年のソウル五輪から女子種目も採用されました。

江ノ島周辺の風は気まぐれだ

レースが行われる海域は、前回の東京五輪(1964年)のために整備された江の島ヨットハーバーの周辺。

真夏の相模湾の、めまぐるしく変化する海風や潮流のなかで熱戦を展開。
世界の強豪選手がひしめく中で、日本女子チームが善戦し、7位に入賞しました。

オンコース!

700回記念のテーマとした理由は、地元の葉山町がヨット発祥の地であること。

園長自身が伝馬船で釣りや、小さなヨットで風の吹くままに海原を遊び場としてきたことです。

大胆に舵を操る女性スキッパー
飛沫を浴びても、たじろがない女性クルー

そこで、相模湾セーラーの端くれとして、大海原へのささやかな感謝の意を込めて、記念のセールナンバーをつけました。

セールナンバーを”700”に

ちなみに園長のヨット歴はさびしいもので、学生時代に10フィートと15フィートを自設計自作するも、すぐにちん

仕方なしに、ミラークラスのキットを購入。楽しみながら製作し、スピンを広げて帆走しました。

その後、日本ヨット界の草分け的存在で、名設計家の横山晃さんから小型ヨットの図面を購入し研究しましたが、自作ヨットでの世界周航は、いまだに実現できずにいます。

貝は「割らない」「塗らない」「削らない」の“3ない”ルール

    第700回 「470級セーリング」 使用した貝
★470級ヨット
:マガキ/パイプウニ/サギガイ/キサゴ/ヒメカノコ/バテイラ/ヒメキリガイダマシ/アカウニ/マテガイ/ムギガイ他
★女子選手(ウサギ) :カイコガイ/サクラガイ/ジュドウマクラ/スガイ/フトコロガイ/ヒメカノコ他
★海・波:マドガイ/オキナガイ/ザルガイ

書棚の一角は航海記など海洋関係書籍
園長!世界一周はいつ?


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