「オオタマオウギガニ」
ニューフェイス 第1回
今回は、脱皮したばかりのオオタマオウギガニ(Leptodius exaratus)です。
エビやカニ、地元の魚を集めた和歌山の水族館で、飼育員が撮影した動画がSNSで話題となっています。
映っているのは白くてモフモフで、体長4cmの丸くかわいいカニ。
その横には、脱ぎ捨てた茶色で硬い”脱皮殻”がならんでいます。
「歩く綿あめみたい!」「ぬいぐるみが欲しい」など数多くのコメントが寄せられています。
ちなみに、甲殻類のカニは硬い殻を脱がないと大きくなれず、脱皮をくりかえします。
タカアシガニも、マツバガニも長時間かけて、古い殻から柔らかな身体と長い脚をひっぱりだします。
ちょっと残酷なようですが、アメリカでは脱皮直後のワタリガニの仲間を”ソフトシェルクラブ(Soft Shell Crab)”と呼び、フライなどの食材として使い、中国料理にも多彩なメニューがあります。
貝は「割らない」「塗らない」「削らない」
「オオタマオウギガニ」
★身体:ウミウサギガイ ★毛:ヒメカノコ/キバアマガイ
★ハサミ: メオニノツノガイ ★目:レモンカノコ/スガイ
★口・触角:ヒメアサリ/アカウニ★脚:ヒメカノコ ★台:ヒオウギガイ