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「ユキウサギ」

アオイガイの七変化 第4回

アオイガイの七変化の4回目は、冬になると白装束に衣替えする「ユキウサギ」(Mountain Hare)です。
ユキウサギの体長は50~58cm、尾は5~8cmあり、わが国に分布する野ウサギのなかで最も大きい種類です。

体の大きいユキウサギ

天敵はキツネやテン。性格はとても臆病で用心深く、昼間は身を隠しています。

とっても怖がりやさん

夏にユキウサギの毛色は茶褐色になり、濃淡は個体によりさまざまです。冬になると、ほとんどの個体が白色の毛になります。足の裏には毛が密生し、かんじきのような役割を果たして雪上でも埋まりません。

冬には全身真っ白になります

また、跳躍力に優れていて高さ約1.5m近く跳ぶことがあります。
植物の葉、茎、芽等を食べ、積雪期は草の根や木の樹皮も食べます。
野生下での寿命は約1~4年だそうです。

跳ぶのは得意です

体に使用したアオイガイは青森の方からの頂き物、耳に使ったベニガイは逗子の方からいただきました。目に使ったスガイの蓋は、ぴったりなサイズと真っ黒な色を揃えるのに苦労しました。

目に使ったスガイのふた

さて、アオイガイの七変化は、「凍鶴」、「タイハクオウム」、「筋斗雲」、「ユキウサギ」と変化してきましたが、次回は5回目。誰が登場するかな?

  

貝との約束は「割らない」「塗らない」「削らない」

    第4回 「ユキウサギ」 貝の配役

からだ:アオイガイ :ベニガイ  :スガイ 前足:カイコガイ 
後足・尾:コハクダマ :マメニセザクラ ヒゲ:アカウニ

ナキウサギ(北海道・大雪山)


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