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『注文の多い料理店』

宮沢賢治シリーズ 第十一回

かいのどうぶつえん 園長です。
今回は、宮沢賢治の「注文の多い料理店」(1924年)です。
猟にでかけた二人の青年紳士が山奥で案内人とはぐれ、猟犬まで死なせて途方に暮れていると、思いがけずも西洋料理店を発見。
店に入ると、服を脱ぎなさい!髪をとかしなさい!とあれこれ注文が出て、次々と部屋を移動させられます。
やがては体にお酢かけて!塩をすり込め!など、あからさまな指示に食べられるのは自分たちだ!と気づいて真っ青になるというお話です。
あれこれ考えた末に、食べられる直前のシーンと舌なめずりしている親分(山猫)の姿を貝で表現してみました。
もちろん物語では、心優しい賢治が猟犬を生き返らせ紳士たちを助けます。

舌なめずりする山猫
ああ!食べられちゃう!

2003年の開園時より、貝たちとは「割らない」「塗らない」「削らない」と固く約束して制作しています。園長

                                     <貝の配役>
紳士:アマオブネガイ/スズメガイ/スガイ/ハツユキダカラ/タモトガイ他  
子分:チャイロキヌタ/フジノハナガイ/スガイ/ヒメキリガイダマシ/ヒメカノコ他
親分:イタボガキ/ムラサキイガイ/キイロダカラ/ウニ/ヒメカノコアサリ他  
厨房:ホタテガイ/マドガイ/ヒメカノコ/ザルガイ/ナミマガシワ/ヤカドツノガイ /パイプウニ/ノシガイ/ウメノハナガイ他 
『注文の多い料理店』(青空文庫)https://www.aozora.gr.jp/cards/000081/files/43754_17659.html

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