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牛たちにもマイナンバーがある!

こんにちは!酪農コンシェルジュの西園です。

3月に入って、鹿児島も春らしくなってきました。朝は寒いですが、日中は暑いくらいの気温です。

この時期になると牧場の乳牛達も毛が抜けやすくなっています。夏に向けての生え変わり時期ですね。春の始まりを感じます。

今日は牛の耳標(じひょう)についてお話したいと思います。

牛のマイナンバー耳標とは?

牛達はすべて耳標と言われる黄色のタグを耳に装着しています。

これには10桁の数字が印字されており、個体識別のために数字が割り振られています。

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そう!僕たちにもあるマイナンバーみたいですね。

BSE(牛海綿状脳症)の発生から個体の生産履歴を追跡できるように装着の義務付けがされました。

これら個体識別のデータは独立行政法人家畜改良センターというところのデータバンクに保存されています。

番号を検索すると牛の出生から、どこの牧場で育てられたかが分かります。

牛肉の値札にも個体識別番号が載っているので、「牛の個体情報検索サービス」というサイトで調べることができます。試してみてください。

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牛肉の国産・交雑種とは

ついでに、お肉についてお話します。

牛肉を値札をみれば国産牛だの交雑種だの黒毛和牛だの書いていますよね。

まず黒毛和牛と書かれていたら、そのお肉は間違いなく肉用種である黒毛和種のお肉です。差しが入ったお高いお肉です。

あまり食べる機会がないので、食べれるときはたくさん食べようとしますが、胃もたれしちゃいます。。。

交雑種というのは、基本的に黒毛和種とホルスタイン種のハーフになります。交雑種は黒毛和牛ほどではないですが、肉質もほどほど良く、1頭から取れるお肉の量は黒毛和牛より多くなります。

個人的には交雑種でも十分美味しいかなと思います。

国産牛は国内で飼育されている牛すべてが国産牛になります。

なので乳用種であるホルスタインなども入りますが、だいたいミンチとかになるので、牛肉として売られていることはあまりないと思います。

ちょっとした雑学でした。


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