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【Bリーグ-アリーナ探訪-】青山学院記念館

Bリーグクラブのホームアリーナ紹介の第4弾として、サンロッカーズ渋谷のホームコートである青山学院記念館について、バスケ観戦者目線で書いていきたいと思います。

https://www.sunrockers.jp/ticket/arena/

青山学院大学の体育館である青山学院記念館は、Bリーグクラブとしては恐らく唯一大学の体育館を使用しているホームコートである。
サンロッカーズ渋谷は、この他に、バスケットボールの聖地とも言われている代々木第二体育館や有明コロシアムも使用している。
有明コロシアムは昨シーズンから平均4,000人来場者数のB.PREMIER基準をクリアするために使用を開始、毎試合9,000人オーバーを集客した。
また、青山学院記念館は満杯に詰めても4,000人少ししか収容出来なく、このままではB.PREMIER基準の5,000人収容に満たないため、アルバルク東京と共同利用(利用者として使用)をすることを発表し、24年10月17日発表でのB.PREMIER参戦クラブにも無事入ることが出来た。


超コンパクト

これまでに書いてきた沖縄アリーナやハピネスアリーナ、その他のB1クラブのホームアリーナと比較して、超コンパクト、というのがこの場所の特徴。伝統的で比較的規模の大きなクラブであるサンロッカーズ渋谷は、近年のバスケ人気の追い風もあり、本拠地渋谷(青山学院記念館は表参道駅が最寄り)という場所もあり、近年来客数が急増している。毎試合ほぼ満席となっていて、人口密度は半端ない。
当然、通路も狭いし、トイレも少ない、飲食もグッズも限られる、隣の席とも近い、という手狭感は否めない。が、これがバスケ観戦にとっては圧倒的な有利をもたらす。
現在Bリーグのチケットは毎年急激に値上がりしていっているが、例えば4,000円程度で取れるチケットでも、選手の顔がよく見えるような席を手に入れることが出来るし、とにかくコートとの距離が近いと感じる。
それは、サンロッカーズ渋谷のホームコートの一体感とアウェイチームにとっての圧力を生むことになり、サンロッカーズ渋谷のホームコート勝率の高さにつながっているように思う。

コート外の通路もトイレも1箇所のみ ハーフタイムは行き交えないほど…
椅子は固く狭い…
体育館全景 最大限に収容
渋谷イエローが会場を埋め尽くす圧力

エンターテイメント

「狭い」ばかりを強調しすぎてしまったが、狭いだけでなく、大学体育館という背景から、センタービジョンや音響照明などの設備も比較的充実させることが難しいという点は厳しさがあった。
ただ、エンターテイメント全体という観点では、恐らくBリーグマスコット随一のエンターテイナーであるサンディー、正統派の高レベルなチアリーディングを披露してくれるサンロッカーガールズなど良質なコンテンツが揃っている。
今シーズンからは、センタービジョンやサークルビジョンの不足を補うための、ハイテク画面のようなものも取り入れていて、盛り上げるための最大限の努力をしている様子が伺える。※追記:LERビジョンといい開幕節のみだったようです
特に、マスコットのサンディーは、ダンスはキレキレ、シュールなコントも多数、その他のパフォーマンスもユニークで、大人気。1度会ったらみんな大好きになってしまうほどだ。

サンディーのキレキレダンス 1人(頭?)で魅了する力を持つ
サンロッカーガールズと観客と共に応援する428 ROCK CREW
24シーズンから導入されたハイテク素材(布のようなものに液晶が埋め込まれている)※開幕節のみ

飲食

表参道という立地から周囲でも食事が取りやすく、また面積の都合からグルメにそこまで注力することが出来ていなかったが、それでもオリジナルメニューなどがアリーナ内外にある。
1つ難しいところがあるとすれば、大学体育館という背景からか、アルコールの販売を行うことが出来ないという点である。席にもカップホルダーはない。
立地的にはほとんどのお客様が電車や徒歩で来場するため、アルコール販売が出来れば大きな収益になるだろうと予想されるが、この点は致し方ないだろう。代々木第二開催の時にはビールが売り切れ、有明コロシアムでは提携しているHUBなどがビール提供している事を考えると、顧客層との相性は非常に高いはず。

飲食トラック

アクセス

Bリーグ随一の超都会型アリーナといえる青山学院記念館は、JRその他私鉄の渋谷駅、もしくは東京メトロの表参道駅から徒歩圏内。
試合前後のお買い物スポットや飲食はいくらでもある立地なので、ぜひ前後も含めて楽しむのがおすすめである。

246沿いにある超都心立地


コンパクトで臨場感のある観戦をしたい方にオススメになります!
まだ訪れたことのない方は、ぜひ一度行ってみてください!



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