【Bリーグ】2024シーズン プレシーズンレビュー<激アツのAICHI CUPとSR渋谷の継続性>
Bリーグ2024-2025シーズンのプレシーズンマッチが始まり、各クラブの序盤の感じが垣間見えてきたので、少しレビュー(感想)を書いていきたいと思います。
今シーズンは、単発のプレシーズンマッチに加えて、TOHOKU CUPにならい、AICHI CENTRAL CUPや韓国KBLとのマッチ、また琉球の欧州遠征などかなり目白押しの状況になっていて、バスケットLIVEやYouTubeでも配信されているので、特に今週末から忙しくなって画面に釘付けになったBリーグファンの皆さんも多いかなと思います。
配信されていないマッチもあるので、すべてを確認出来ているわけではありませんが、数試合見ての印象をトピック型で書いていきます。今回は2つについて。
AICHI CENTRAL CUP熱すぎる
今シーズン、中地区に入った愛知県を拠点とする4クラブがトーナメント形式でドルフィンズアリーナに集まった初のCUP。
バスケ王国愛知で開催されることで、プレシーズンのCUPに関わらず、いきなりレギュラーシーズンというかチャンピオンシップ並の熱さになっている。チケットも即完売という盛況ぶりで、1試合目の三河VS名古屋Dでも早速相当なタフな戦いとなった。
名古屋Dは名古屋D→三河と移籍した須田の早速のチームへの馴染みの早さ、加藤がいきなり出場機会を獲得、外国籍が2人ということもあったが張本、佐藤、今村などがマルチに貢献する戦い方を見せた。
三河は昨シーズン以上にチームの成熟度の高さを見せて、そこに須田が入ることで活気と経験を積み上げた。フィジカル的にも激しく、これがプレシーズンか、という印象を受けた。バスケットLIVEでは石崎さんとすみぽんさんの解説もよく、豪華だった。
ルカ体制2年目の渋谷の習熟度
SR渋谷はプレシーズンマッチの初戦を今シーズン注目の群馬に乗り込んで行った。
結果としては約20点差をつけて圧勝という形になったが、昨シーズンの前半の渋谷から比較すると、習熟度とチームケミストリーが既に高いレベルとなっていて、実質的には昨シーズンからの2年がかりでこの2年目のシーズンを迎えているという見方が良いだろうという印象を受けた。
渋谷は新加入の5人のうち3人は、戻ってきたKJ、レオや小島や村越と同期の船生、渋谷で特別指定期間を過ごした阿部という関係性があるため、既にチーム内のコミュニケーションはしっかり取れていた。
特に、一時的にオフェンスやディフェンスで綻びが出たシーンにおいても、コート内で自分たちで解決する力が高くなっているという動きが見られた。ハイライトとしては、富山から移籍したトロイであった。運動能力は極めて高く、ファストブレイクでは軽々ダンクをかます。SFポジションのフィジカルと身長がリーグ全体でも大型化が進んでいる中でフィジカルなDFできるSFは渋谷に必要だったため、つやの後継者としても期待がかけられる。クレモンズや田中大貴から学び、IQを高めたら覚醒しそうな予感がした。
プレシーズンで様々試したという点もあるが、セカンドユニットもクオリティは落ちず、昨年はほぼ6〜7人で戦い1人あたりのプレイタイムが長かったため、今年はフレッシュな状態でバスケを出来るようなことも出来るだろう。
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