短文バトル#14「毎日」レコメンド
ワード数が拡大して初の短文バトル。これまでは書いた後、削ったり言い換えたりして規定内に落とし込めるかを意識していたが、そのリミッターが緩和されたことで、「何を」「いかに」書くかの意識が変わり新鮮な気持ちで臨めた。このネタもいつか書けるかな…とか笑
1本目は、りっきーさんの短文。技術はもちろんのこと、煮詰まったら一度離れる、手放してみるのメソッド論としても興味深く読んだ。
段落頭ごとの”スマホでゲームを起動する”が繰り返されることで、日常の反復が表現されていて、『展覧会の絵』※1におけるプロムナードみたいな効果を生んでいる。映画音楽などでも用いられる、共通モチーフのバリエーションを挟むことで、つながりが感じられます。段落=Day1,Day2みたになってる。やられた!って感じ笑。
いっぱい読んじゃうと自信失くしちゃうのと、すぐ真似したくなるので短文バトルの時だけにしていたのですが、リッキーさんの他のテキストも読んでみますね。
2本目、100日投稿を継続されているほりこしさんの短文。
宮脇俊三の『時刻表2万キロ』を思い出した。
鉄道少年だったので、路線情報や沿線の風景などを期待して読み始めるも、だんだん著者の言動、悲喜こもごものハプニングなどのエピソードが面白いと気づき、他の短編までに手を伸ばして読んだ。
ほりこしさんが100日チャレンジをやり遂げた後に、どんな風景や思い、気づきを得たのか。ぜひ、後日談として披露してもらいたいです。
食レポじゃないけど、「これ、絶対美味しくなりそう!」という期待値が高まります。
あと、連続100日投稿→公開したときのnoteツールの挙動が気になってます。花火あがったり、風船飛んだりとかしませんかね?なんならこの企画にあわせてnote側に何か実装して欲しい!!!と無茶ぶりをちょっとしてみる笑。
米光さん、イツキさんのレコメンドに掲載されたので、自作の補足を。
バタフライの慣用表現に皆さん言及されています。元ネタというか、今回書くにあたって念のためファクトチェックを実施。元の記事は削除されていますが、その記事が出たころの海外のプロレスファンサイトで確認できます。あと、英会話の解説などでも見かけます。
英文法的に正しくは”My butterfly has gone”なのでしょうが、タイトルだし会話の中で出た表現の英訳ならこれでもいいかと、そのままにしてます。
「チャコールグレーの沼」という、当人的にはしんどさの状態を表した比喩だけど、ちゃんと美意識が働いていて、既に格好いいなと。で、この言葉のイメージに近い楽曲がなかったかなと思って脳内Spotifyでヒットしたのが、バンドの初期の名曲”Claustrophobia”。メジャーデビュー後初の8cmシングルのカップリング曲として収録されています。
一度、離れてみて「何がしたいんだったけ?」と見つめなおしたら、素敵なストーリーなりシーンに音楽が流れていて、その両方が記憶に焼き付く…みたいなことを過去に経験して、それを自分で書いたり、選曲したり、かなうなら自作曲つけたりして、それが人に伝わったらめっちゃテンションあがる!
…という甚だティーンエージャーみたいな初期衝動を思い出したので、このフォーマットは続けてみようと思います。
"劇判付きショート"
”Short and Sound”
ジャンル名は追々考えます(笑)。
めっちゃ長くなった!
※1:数多の名録音や演奏があるのですが、選定だけで1日費やしそうなので今回はパスしました。小林秀雄ばりに「名人をきかせろ!」という方は、ご自身で探すか、クラシックに詳しい方に伺ってみてはいかがでしょう笑
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