2020年9月の振り返りと10月の目標
すっかりご無沙汰になってしまったマンスリーレビュー。今月から年末にかけて、やることは次から次へとあるのだけれど、やっぱり考える時間や文章を書いてまとめる時間、絵を描く時間はほしい。絶対に必要か?今いちばんにやることか?と言われたら黙っちゃうけれど、今日は自分のわがままに耳を傾けることにする。
9月の振り返り
やったこと
✔︎教育実習に参加した
→コロナで5月〜6月予定で延期になった実習に参加。8月初旬から指導案を考え始め、実習開始1週間前までオンラインか対面かさえもわからない状態で案がまとまらず徹夜した。中2美術を12コマ担当したが、実習2日目に一度も授業参観できないままの初授業は吐きそうだった。
ものすごく混乱していたことは以下の大量のメモでわかってもらえるように思う。
悩んだり考えたりしすぎて宇宙までいってきた(5,6枚目)けれど、ちゃんと地に足をつけて授業ができたと思う。
苦労した挙句、授業の内容は「言語の視覚化」とした。以下の手順を用意し、実行した。
(1)連想ゲームによって言葉からイメージを膨らませてスケッチ作品にまとめる作業
(2)タイトル付け・作品説明・制作活動の振り返り(自己評価)などを文にまとめさせる作業
(3)生徒同士で鑑賞する作業
いかにイメージした言葉を抽象化できるかというスケッチの過程を、発達段階に合わせて生徒にわかってもらえるように説明するのは本当に難しかった。
最も大きな学びは3つ。
◎言動や伝える内容を、臨機応変にふるまい分ける。「人として」関わることを執拗に求めてきたここ数年の状態から脱して「先生として」「大人として」のふるまいをする。
◎何事も有限化するのが仕事。ただ自分を犠牲にはしない。自分を休ませ守り、できないことも認める。過不足なく業務する。
◎「学び」は繊細に検討された諸条件が揃わないとうまれない。
私が描いたボツの参考作品をせっかくなので載せる。どんな言葉を元に描いたのか想像してもらえたらいいな〜。
✔︎ヨコハマトリエンナーレ2020を見に行った
コロナの影響で2週間延期の後に開幕し、チケットは完全予約制。ヨコトリ初の外国籍アーティステイックディレクター、インド出身のラクス・メディア・コレクティヴは、参加作家や鑑賞者に制作や鑑賞のヒントとなるような「ソース」やキーワードを提示した。通常ならばトリエンナーレ全体で「テーマ」が決められ、キャプションなども作家の経歴などを含めたわかりやすいものが多い。今回、ラクスはテーマやキャプションを決められた回答のように参照して鑑賞者が満足するのではなく、自分で考えるように促している。「ラクス」はスーフィというイスラム教のダンスのことで、くるくると回りながら踊る様子に、コレクティブとして活動するネーミングの発想を得たらしい。「考える」時にじっと固まってしまうのではなく、動き回りながら自由な発想を得ようじゃないかというラクスの3人の提案にどれだけ乗っかれるか、鑑賞者の主体性が試される展示だった。
わたしは授業の一環で8月中旬に横浜美術館、9月末にプロット48に訪れた。
私は岩間朝子の《貝塚》という作品が印象に残った。写真を一枚ずつ静かに重ねていく映像と、向かい側の壁に妙な配置で並んだ山の木の枝のバランスが。間仕切りのカーテンも良い空間演出の一つになっていた。
10月の目標
◎過不足なく全ての物事を進めて締め切りを守る
◎睡眠・食事やその他セルフケアは不快感のない程度にする
◎「がんばる」「ふんばる」より「こなす」ことを心がける。力の入れどころを適切にする
◎しゃべると本当に疲れるから、逆にしゃべる(≒アウトプットする)ことに慣れる。おしゃべりに限らず、ドローイング ・コラージュ・エッセイ・写真・ジンetc
以上を踏まえて「とりあえず今のわたしは大丈夫だ」と思えるのがいいと思う。
仕方がないから忙しくてももういいんだけれど、自己嫌悪になったり、体が動かなくなったりするなんてことが起こらないようにする。
10月もうすでにやったことが一つある。
✔︎写真を現像した
つくばのわたしの生活の春から夏をみてほしい。
実は今月24歳になる。また一年無事に時間を経て年齢を重ねられたことに感謝して、素直に誠実にしなやかにやっていきたい。
zomychan
2020/10/07