第3回コンピューターサイエンス単元予習@LAP9期


【ChatGPTを使ってみる】

 私の職場では個人情報を入力しないという条件つきで、生成AIの使用が認められており、また積極的な活用が推奨されている。
 私自身は、Excelの関数がわからないときに主に利用している。この関数はどういう意味か、こういう作業をするためにはどのような関数がふさわしいか、といった形で利用することがほとんどである。
 職場の上の世代の方で積極的に活用している話はあまり聞かないが、同期や後輩の中には日常的に活用している人もいる。職場内部向けの通知文であれば、いちいち丁寧に考えるよりも生成AIに作らせるほうが効率が良いと言う人もおり、機密事項を含まない範囲での文章作成に主に使われているようだった。

【どのような仕事を奪い、どのような仕事を新しく創出するのか】

 どのような仕事を奪うのか、という点においては、まず自分の現在の仕事から出発すると、現時点でも自動化できそうな定例的な事務業務は奪われると実感しているとともに、むしろ早々に奪われてほしいと感じている。定例的、機械的に行われていることも多々あり、無駄ではないが効率化されてほしいと思われているものの、効率化を考える時間よりも定例的に行ってしまう方が早くすむため、見過ごされているものがほとんどである。この導入のコストが克服されたとき、一気にこのような仕事は奪われると感じている。

 また、そのほかの分野に目を向けると、家庭教師や塾講師の業務も少なくなる/業務内容が変化するのではないかということも思いついた。様々な事例を学習した上で、その人の条件や希望に応じた結果を提示するのが生成AIの得意分野のため、個別の学習計画をつくるような仕事は生成AIに任されるようになるのではないかと感じた。この意味においては、その他の分野の「個別最適解」を提供するような、仕事斡旋の窓口やジムトレーナーなども頼られることが少なくなるように思われる。

 どのような仕事を新しく創出するのか、という点においては、現在のコンサルのような仕事が様々分野に広がっていくのではないかと考えている。生成AIは、あくまで人間側が何か指示をすることで的確に結果を生み出すものである。その際に重要になってくるのが、いかに本当の目的にあった指示を出すかということになる。そのため、自分が何を求めて、何のために指示をするのかというのを明確化するためのコンサル的な仕事が重要視されるように思われる。そのほかにも、生成AIが代替することのできない「感情」をケアするような仕事が今後増えていくのではないかと感じた。AIが作成した学習計画をきちんと遂行できるよう伴走する「教育心理パートナー」のような、心理面でのサポートを行う仕事が多くの面で重要視されるようになるのではないかと考えた。

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