はるる:末期がんの母を在宅で看取る

親の在宅介護・看取り・相続を文章にしていきます。看護師歴20年以上のアラフィフ女子です…

はるる:末期がんの母を在宅で看取る

親の在宅介護・看取り・相続を文章にしていきます。看護師歴20年以上のアラフィフ女子です。複業でWEBライターしてます。

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がん終末期の母を自宅で看取った理由

「がん終末期の家族を自宅で看取りたい」と思っている方はいませんか? 母親の病状が悪化した頃、新型コロナは5類でした。 入院患者との面会が徐々に緩和された時期でしたが、1日15分間程度の面会時間の制約と、まだ面会ができない状況の病院。 入院すれば大切な母親が、がん終末期の孤独と不安を、病室でひとり抱えることになります。 がん終末期の母を自宅で看取った理由「自宅で過ごすのが好きな母を、病院で死なせたくなかった」 「面会制限で会えなくなるのがいやだった」 シンプルですが、

    • 昼夜逆転の介護は辛い!

      高齢者が寝たきりになると、昼夜が逆転してしまうことがあります。 自宅で介護をなさっている方は、そんな状況に悩んでいるでしょう。 今回は、昼夜逆転の介護について、経験したことを書きます。 昼間は爆睡末期がんに限らず、高齢者が病気になると、昼夜逆転するんです。 ほんと、よく寝ます! 「昼間起こすようにすれば良いんじゃないの?」っていう人もいましたが…、起きないんです。 テレビつけても、体を揺すっても、起きたと思っても、少し会話すると、また寝る。 夜は豹変!!介護している私が

      • がん終末期:食べなくなった母にどうしたらいい?

        死が近づくと食べなくなります。 悲しいけど。 食べさせたい、食べればまた元気になる そう信じて疑わない。 それが家族の思いです。 食べさせたい!がん終末期で、食べなくなってきた母親。 眠る時間も多くなってきてました。 この時期になると、食べられなくなるのは、看護師をしているから頭では理解してます。 でも、自分の身内になると冷静になれない。感情が先行するんです。 とにかく、ひとくちでも食べてもらいたくて、食べられそうなものを選んでました。 ※食が細くなってきてからの

        • 実は悩んでいた!介護の兄弟格差

          最近よく聞きませんか? 「介護の兄弟格差」という言葉。 我が家の場合は、姉妹だから「姉妹格差」かな? 近くに住んでいるという理由だけで妹の私に丸投げ?正直、「ずるいなぁ」って思ってました。 全部、私がやってました。 通院の付き添い、食事のこと、生活の見守り… 仕事持ってるから忙しいのはお互いさま。 でも、姉は自分の忙しさを主張してきました。「介護はできない」と。 「いざとなったら介護休暇取るから」って言っていましたが、助けてもらいたいときに、助けてもらえません。

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        がん終末期の母を自宅で看取った理由

          忘れられない母の手の感触

          母親の手のひんやりとした感触を今も思い出します。 少しの罪悪感とともに。 トイレ歩行の介助亡くなる2ヶ月前くらいから、母はひとりで歩いてトイレに行けなくなりました。 私が手を引いてトイレに連れて行ってました。 その時の母の冷えた手の感触が、今もはっきり手に残っていて、その時の状況を思い出すのです。 とにかく、トイレに行く回数が多くて 介助を頼まれるたびに 「またトイレなの?」 たぶん嫌そうな顔をして答えていました。 今思うと、すごく反省。 もっと優しくしてあげれば

          母親の癌を知った日

          母親のガンがわかったのは、実は亡くなる2ヶ月前なんです。 私、看護師なのに気づいてあげられなかったんです、ガンになっていることに。 高齢で、腰椎圧迫骨折も繰り返していていつも「痛い」って言ってたけど、あれはガンから来る痛みだったのかもしれない。 看護師なのに気づいてあげられなかったことに、今もすごく申し訳ない気持ちです。 ガンに気づいたきっかけいつものように仕事が終わって、通い介護で実家に行きました。 トイレの前で、うずくまっている母。 「転んじゃった」 私に申し訳

          親の介護は幸せなこと?

          「高齢の親のそばに、自分しかいなかったら、親の生活を助けるのは当たり前」と思ってる方が多いかも知れませんね。 私がそうでした。 通院の付き添いも、買い物に付き合うのも、実家に行って家事をするのも。 あと、安否確認! 介護をしている意識はなかった。 でも、今思えば、それは「通い介護」 通い介護ってなに?「通い介護」って、一緒に住んでないけど、実家に訪問して親の介護をすること。 おそらく、そういうことですよね? 通い介護も、自分が仕事が休みの日にするくらいの時は、まだ

          介護の始まりとお金のこと

          介護が始まったのは、8年前。 最初は通い介護でした! その頃の私は、夜勤もこなすバリキャリの急性期病院ナースでした。 通い介護のきっかけきっかけは、母の腰椎圧迫骨折でした。 入院の必要もなく、自宅で安静する程度でしたが、当時80歳代の母にはひとり暮らしは厳しそうでした。 食事の世話と排泄の見守り。 介護認定をしてもらい、ヘルパーさんの時間を増やし、デイサービスにも週3回行ってもらいました。 デイサービスに行かない日のお昼は、配食サービス。 いろいろとサービスを増やし

          まずは自己紹介

          はじめましてはるると申します! アラフィフの女性で、仕事は看護師です。 副業で、ちょこっとWEBライターをしています。 これから実母を在宅で看取った経験について、不定期で書いていきます。 なぜ、介護と看取りについて書きたいと思ったか?「これから親の介護をする人」「まさに今、介護をしている人」に私の経験を伝え、ほんの少しでも心が軽くなり、何かが参考になればと思ったためです。 「看護師やってるなら介護は問題なくできたんじゃないの?」と思うかもしれません。 でも、そんなことな