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ABEMAトーナメント2023ドラフト振り返り
前置き
なんとnote書くの丸1年ぶり。シャドバでグラマス行ったら書こうと思ってたけど、ずっと行けなかったので書く機会逸してた。前回書いたのが、ABEMAトーナメントのドラフト振り返りと予想だったけど、ももっと書こうと思って、タイトルにvol.1と付けたものの、結局それ以降書かず。今後は、書きたいこともあるので、ちょこちょこ書いていくかも。
はじめに
とゆうわけで、今年ももちろん行われるABEMAトーナメント。嬉しい。そもそも棋士の人たちを見る機会というのは、タイトル戦や藤井竜王の対局の解説くらいしかないので、ABEMAトーナメントとチーム動画は非常に貴重な機会。前やってたタイトル戦の現地レポートもなくなっちゃったしなー。あれはやっぱり予算の問題なのだろうか。
ドラフト予想も一瞬しようと思ったけど出来ず。昨年に続いてしっかり全チーム予想したサバンナ高橋は偉い。今度ドラフト実況呼んだらいいんじゃなかろうか。
ともかく、地球上最強の14人の棋士が同じ場所に揃うだけでも圧巻。みんなドラフトにこなれてきたのか、重複気にしなくなって、クジも計7回行われて、大満足でした。テンション上がって。ワインのボトル1本空いた。
で、決まったメンバー振り返りと、今後の予想的なこともしてみようかと。なお、レーティングはABEMAトーナメント簡易レーティング様を参照してます。
Aリーグ
・チーム永瀬(2022…ベスト4、2021…ベスト4、2020…優勝)1536、3位
リーダー永瀬拓矢王座…21勝11敗65.6、1553
一巡目増田康弘七段…23勝9敗71.9、1597
二巡目本田茎五段…5勝10敗33.3、1459
3リーダーからの重複の末、永瀬王座が最後に残ったクジを引いて増田七段をゲット。増田七段はリーダーならないとこのチームからは逃れられないのか。このチームの三人目はいつも重圧のかかるポジションだけど本田五段は大丈夫だろうか。過去、ベスト4以下のないチームだけに今年も優勝候補の一角でしょう。
・チーム豊島(2022…ベスト10、2021…予選敗退、2020…予選敗退)1517、9位
リーダー豊島将之九段…9勝12敗42.9、1488
一巡目木村一基九段…21勝13敗61.8、1562
二巡目池永天志五段…8勝9敗47.1、1502
前回初の予選突破を果たしたチーム豊島。一巡目で4人しかいない20勝以上の棋士の一人木村九段の一本釣りに成功。二巡目では、池永五段の指名に成功し、2021の準優勝チームの2人の獲得に成功。戦えるチームになったと思う。
・チーム稲葉(2022…優勝、2021…ベスト8、2020…予選敗退)1536、3位
リーダー稲葉陽八段…14勝9敗60.9、1532
一巡目服部慎一郎五段…15勝9敗62.5、1555
二巡目出口若武六段…4勝4敗50.0、1521
なんと優勝チームの再現に成功。これは他チームからすると脅威。前回大会では稲葉リーダーの采配も冴えわたってたし、気心の知れたメンバーだから、出し順も稲葉リーダーの思い通りにできそう。優勝候補でしょう。
ってゆうか、死のグループ過ぎるな。チーム豊島はせっかくいいチーム作れたのに、相手がチーム永瀬とチーム稲葉というのはきつい気が。チーム永瀬は本田五段はともかくとして、永瀬王座、増田七段がいて負ける気がしないけど、果たしてどうか。前回大会のデータを見ると、チームに2勝できなかったメンバーがいると予選敗退になるので、誰がそうなるのか。ABEMAトーナメントは最初からクライマックスを迎えることでしょう。
Bリーグ
・チーム羽生(2022…予選敗退、2021…ベスト10、2020…予選敗退)1483、14位
リーダー羽生善治九段…6勝12敗33.3、1465
一巡目伊藤匠五段…10勝9敗52.6、1509
二巡目梶浦宏隆七段…4勝9敗30.8、1477
伊藤五段の競合に羽生九段が勝ったのは良かったなー。梶浦七段も師弟での実績もあるしいいメンバーとは思うけど、誰かもうちょい引っ張る人がいても良かったのかも。
・チーム山崎(2022…予選敗退、2021…チーム糸谷、2020…チーム稲葉)1512、11位
リーダー山崎隆之八段…12勝8敗60.0、1507
一巡目中村太地八段…8勝5敗61.5、1522
二巡目佐々木大地七段…8勝12敗40.0、1509
実質、一足早いチーム中村なのか。でも、山崎八段も勝率いいんだよなー。人気はあるけど予選突破出来なかった佐々木七段もついに前回初の予選突破果たしたし、チーム羽生と予選突破を争うでしょう。
・チーム斎藤(2022…準優勝、2021…ベスト10、2020…チーム天彦)1538、2位
リーダー斎藤慎太郎八段…17勝14敗54.8、1545
一巡目黒田尭之五段…5勝5敗50.0、1553
二巡目冨田誠也四段…4勝5敗44.4、1518
斎藤八段は服部五段の獲得は出来なかったものの弟弟子をゲット。さらに、冨田四段も取って、昨年のエントリーチームを再現。エントリー勝ち抜いた人が次の年指名を受けるっていうのはいい流れと思う。励みにもなるし。斎藤八段は前回もチームエンジェルをそのまま選んだけど、こうゆう選び方は意外と良さそう。チーム名はシン下剋上か。
なかなか混戦が予想されそうなこのグループ。レーティングはチーム斎藤がすごくいいけど、ここまでの差はなさそう。チーム羽生は良くも悪くも羽生九段の出来に左右されそう。去年までと同じのようならチーム羽生は厳しそう。
Cリーグ
・チーム天彦(2022…ベスト8、2021…予選敗退、2020…ベスト8)1523、6位
リーダー佐藤天彦九段…14勝6敗70.0、1533
一巡目三枚堂達也七段…7勝8敗46.7、1502
二巡目戸部誠七段…4勝3敗57.1、1534
昨年勝率100%の天彦九段は、今回はちょっと守りのドラフトだったような。前回は増田七段取り入ったのになー。でも、三枚堂七段、戸部七段はどちらもフィッシャー適正あるし、天彦九段が前回同様の勝ちっぷりなら十分期待できそう。
・チーム広瀬(2022…ベスト8、2021…ベスト8、2020…ベスト8)1526、5位
リーダー広瀬章人八段…16勝6敗72.7、1562
一巡目近藤誠也七段…15勝13敗53.6、1516
二巡目石井健太郎六段…5勝5敗50.0、1501
フィッシャー最強棋士の広瀬八段率いるチームは、一昨年のチーム所司。ここも手堅いチームに仕上がったなー。所司一門の二人が広瀬八段とどう絡むか楽しみ。チーム渡辺朋と対戦してほしいなー。
・チーム菅井(2022…予選敗退、2021…ベスト4、2020…チーム久保)1508、12位
リーダー菅井竜也八段…17勝9敗65.4、1543
一巡目船江恒平六段…4勝6敗40.0、1489
二巡目西川和宏六段…初出場、1492
菅井八段は、本人も言ってたけど、今回は優勝狙うチームではなさそう。でも、船江さんはフィッシャー適正あるし、西川六段も未知数だし期待。チーム動画は楽しそう。
ここもこうやって改めて見ると混戦になるかも。リーダーがみんな強いって言うのもこのグループの特徴かも。リーダーがつぶし合うとすると、チームメンバー次第になってくるか。そうすると安定感ある近藤七段のいるチーム広瀬が一つ抜けてるかも。
Dリーグ
・チーム康光(2022…予選敗退、2021…予選敗退、2020…ベスト4)1487、13位
リーダー佐藤康光九段…6勝14敗30.0、1439
一巡目高見泰地七段…12勝10敗54.5、1523
二巡目大橋貴洸七段…2勝2敗50.0、1499
チーム康光はついにベテランチームから若手チームに。この流れって、前回のチーム稲葉が若手二人を率いる感じで優勝したのが影響しているような。高見七段はフィッシャー適正あるし、大橋七段も実力十分。あとはリーダー次第か。
・チーム糸谷(2022…ベスト8、2021…ベスト8、2020…ベスト8)1519、8位
リーダー糸谷哲郎八段…12勝11敗52.2、1532
一巡目森内俊之九段…13勝8敗61.9、1527
二巡目徳田拳士四段…初出場、1500
糸谷八段はクジ2回負けた後、まさか森内九段に行くとは。竜王戦で戦った二人がチームを組むとは。楽しみやな―。徳田四段も強い四段だし、いいメンバーなのでは。チーム動画とかどんな絡みになるか楽しみ。
・チームエントリー(2022…ベスト8、2021…予選敗退、2020…なし)
前回予選を勝ち抜いたしチームエントリーももはや油断できない。実績のある黒沢六段、和史六段、明日斗五段とかベテランの深浦九段、三浦九段辺りが出てくるのでは。新人では高田四段に期待。
チームエントリー次第だけど、どのチームもチャンスありそう。康光九段と森内九段の対戦とか愉しみ。
Eリーグ
・チーム藤井(2022…予選敗退、2021…優勝、2020…チーム永瀬)1540、1位
リーダー藤井聡太竜王…20勝8敗71.4、1620
一巡目澤田信吾七段…初出場、1500
二巡目齊藤裕也四段…初出場、1500
一巡目は意外だったなー。澤田七段は千田七段同様に今までABEMAトーナメント出てなかったっぽいけど、ついにベールを脱ぐか。齊藤四段は何となく予想できたけど、フィッシャー適正どうなんだろ。ここは澤田七段がどんだけ勝つかだなー。
・チーム渡辺(2022…ベスト4、2021…ベスト8、2020…準優勝)1522、7位
リーダー渡辺明名人…17勝14敗54.8、1555
一巡目佐々木勇気八段…18勝18敗50.0、1511
二巡目岡部玲央四段…初出場、1500
ついに佐々木八段を指名したか。しかも一本釣りに成功したのはでかい。岡部四段は若手枠ね。渡辺名人は今後もこうゆう選び方しそう。岡部四段のブレーク次第かな。
・チーム千田(2022…なし、2021…なし、2020…なし)1513、10位
リーダー千田翔太七段…初出場、1500
一巡目西田拓也五段…6勝3敗66.7、1540
二巡目藤本渚四段…初出場、1500
ついに千田七段が初登場。ドラフトでも全然初登場っぽくなかったなー。西田五段は実績あるけど、藤本四段はどうなんだろ。伊藤匠四段初登場みたいな活躍の仕方したらチームも一気に浮上しそう。
チーム藤井とチーム渡辺がEリーグなのはもうデフォルトなのか。タイトル戦あるしスケジュール後にしてるような。ここも第二の死のグループかな。チーム千田がどこまでやれるのか、チーム藤井の初登場メンバーがどれだけやれるのか、次第かなー。
おわりに
色々調べながら書いてみたけど、色々発見あるなー。ABEMAが公式でデータ出してくれたし色んな人がデータ書いてくれていて助かる。ちょっとした発見とかデータも別の所で書いてみよう。
あと、今回なぜ千田七段が選ばれたのかと思ったけど、リーダーはタイトル保持者とA級とB級1組の上位なのかな。それで、名人とA級10人+羽生九段、山崎八段、千田七段とゆうことか。そうなると、来年は名人とA級10人+佐々木八段、中村八段、近藤七段になるのか。羽生九段、康光九段はリーダーじゃなくなるのかも。2020年に実現しなかったけど、藤井竜王が羽生九段選んで同じチームになるかも。