ケース面接は、ウミガメのスープメソッドを使え
こんにちは。
今日はかなり雑な話なのでご容赦ください。
以前、就活に時間をかけすぎず、大学生活を有意義に過ごせという記事を書かせていただきました。
まあその名の通り就活対策なんてするのは野暮だと思っていた僕は、ほとんど対策をせず選考に挑んでいました。
というのも、やっぱり対策をしまくって自分の能力を必要以上に上に見せても、苦労するのは自分だと思ったからです。
なので、なるべく素でいることを意識しました。
そして、僕は主にITコンサルと呼ばれる会社と、戦略コンサルと呼ばれる会社を受けていたのですが、ともにケース面接と呼ばれる形態の面接がありました。
ケース面接っていうのは、その場で問題が与えられて、5分ぐらいで自分の考えをまとめ、相手に説明し、ディスカッションするというものです。
僕はかなり名だたる会社を受けたんですが、ケース面接無敗のまま終わりました。その時に用いていた思考プロセスがウミガメのスープに酷似していたので、その話を書こうと思います。
ウミガメのスープとは
そもそもウミガメのスープとは何ぞやという話なんですが、ウミガメのスープとは、出題者から不可解な状況が与えられ、それに対してYesかNoで答えられる質問をしていき、出題者が想定する状況にたどり着ければクリア、というものです。
カプリティオチャンネルというYouTuberがウミガメのスープの動画をいくつも出しているのでそちらを見ていただければよくわかるかと思います。
ケース面接は状況の絞り込みが要
だと僕は思っています。
ケース面接は、条件が与えられ、データが少しだけ与えられ、状況を絞り込む必要があります。
例えば、「2020年売上:350億」と書かれているとします。
そしたら、その売り上げがどの部署で行われているかを明確にする必要があるでしょう。
また、利益を聞く必要があります。売上はあくまで売上で、実は赤字かもしれません。そうしたらコストもわかります。
そして年次推移なんかも欲しいですよね。もしかしたらある年を境に急激に赤字になっているかもしれません。
そんな感じで、どんどん状況を明確にする必要があります。
明確にして初めて、自分の解決案を披露する最低限の状態に持っていけるのです。
ウミガメのスープも同様で、いきなり答えにたどり着くのは稀です。
例えば、以下の超有名問題を解くとします。
ある男がレストランに入り、店員に「水をください!」といったところ、その店員は男に銃を突きつけました。すると、その男は「ありがとうございました」といってレストランを去りました。なぜ?
まず、水をくださいと言った理由が気になりますよね。「水を求めた理由はのどが渇いたからですか?」と聞くと、「No」と返ってきます。
そして、銃を突きつけたことで男は感謝したわけですが、これが水を求めた理由と同じならば合点がいきますよね。なので「銃を突き付けられたことで、男が水を求めていた目的は解消されましたか?」と聞くと、「Yes」と返ってきます。
そうすると、「水を求めた目的」=「銃を突きつけることで解消される事項」という最低限のことがわかり、ここから搾れるわけです。
つまり、どんどん状況を明確にしていき、自分の論理を組み立てていくという構図は、両者ともに全く同じなのです。
(ちなみにここに答えは載っています)
水平思考は面白いし役に立つかもしれない
ウミガメのスープみたいなのを水平思考ゲームというのですが、常識にとらわれない発想が鍛えられるのでお勧めです。
ちなみに僕はウミガメのスープの問題を作るのが趣味で、いつかお披露目できたらいいなと思っていますが、なかなかオンライン上だと難しいですね。