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『ふだん使いの言語学』訂正事項

『ふだん使いの言語学』(新潮選書)の記述に誤りが見つかりました。お買い上げいただいた皆さま、お読みいただいた皆さまに深くお詫び申し上げるとともに、以下のとおり訂正させていただきます。 p.20〜21で、「じゃない」という表現に「否定」と「事実確認」という用法があることを解説した部分です。否定の「じゃない」と事実確認の「じゃない」では発音が異なることを以下のような例で示しています。 しかし、事実確認の「じゃ↓ない」の例として出した「これ、コーヒーじゃ↓ない」は、発音の表記が

    • 『ヒトの言葉 機械の言葉』訂正事項

      『ヒトの言葉 機械の言葉』(角川新書)の訂正事項をこちらにまとめます。今後も訂正が必要な項目が見つかり次第、更新いたします。 p.149 →プラトンは想起説を提唱しているため、この記述は不適切でした。 p.197とp.206 →実際には、話し手が真実を言っていても皮肉や冗談が成立するケースがあるため、この記述は不正確でした。たとえば夏の北海道は涼しいはずだと期待して北海道に行き、猛暑に見舞われた場合、「これが夏の北海道だ!」のように真実を述べることが皮肉になるケースが