土掘る
いつもより、もう少し荒い陶土を使ってみたくなり、1か月ほど前にドライブがてらに数地点の土を掘り持ち帰りました。
いままでも何度も「土掘りたい」な発作が出たことありました。でも持ち帰ったら安心しちゃうんですね。ほんで使わずに裏庭に撒いちゃったり。
なんだかたまに憧れるんですよね。「土との対話」や「炎との格闘」的なものに。そんなもの今の自分には必要ないし、どんな過程を通ったものであれ出来たもので勝負なんですけどね。
結局僕も「陶芸家とはこうあるべき」なテンプレートからはまだ逃れ切っていないんですよ。修業が足りませんね。
ともあれ、今回は掘った土撒きませんでした。ちゃんと使って成型し、中でも特に伊万里あたりで掘った土を混ぜ込み成形したマグカップは、シンプルながら素材感が強く、ひと目で気に入りました。
ゴツゴツ、ワイルドすぎても駄目なんです。切れ味良すぎも逆に駄目。ボクトツ、嫌。オシャレすぎる、嫌い。僕なりの押さえどころがいくつもあって。わがままですね!
こちらはシンプルな筒形の表面に、ランダムに表れる黒点が良い雰囲気で。今までいろんなかたちのカップを作りましたが、結局こんなシンプルの極みも好きになれるとは思いもしませんでしたね。大好きまではいかないけど好き、ですね。
この土に色々な釉薬をかけ、GW直前の窯で焼いてみるのがとても楽しみ。
掛け分け(上下2色)のマグも様々な組み合わせにトライしますし、別のことも幾つか試みました。
出来上がったカップたちは、29日からの赤水窯でのカップ展に並びます。それぞれひとつしかないので、どうぞお見逃しのないように!
皆様のお越しを心よりお待ちしております。
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