シリコンバレーの生活事情:2020年7月まとめ
遅くなってしまったけれど、コロナの状況含め7月に起こったことのまとめ
前回の記事はこちら
コロナの状況
・感染者数
7月にはカリフォルニア州はニューヨーク州を抜いて、総感染者数1位になった。追いかけるテキサス州・フロリダ州と比べても、引けを取らないほど新規感染者数も多い
6月までの頑張りは何だったのか。。。 少しだけの救いは、州全域でマスク着用義務化がされていること、一度再開したビジネスも再度停止を辞さない構えを州知事が見せていること、だろうか
Googleの特設ページは折れ線グラフで傾向が見られるのが良い(スマホ版では表示されない?)
・新しいオーダーの顛末
シリコンバレー周辺では、7月中旬から映画館やヘアサロン、ジムの再開が予定されていた
予定通り7/13に再開できるようになったが、同日に州知事から「7/16以降は州全域で屋内のビジネスを閉鎖せよ」との命令が出て、たった3日で再度閉鎖となった
・家賃の下落
シリコンバレーのテック企業は軒並みリモートワークを続けている。世界中から人が集まり、物価、特に家賃の高いエリアだが、「リモートワークが続くなら」と、生活費の安いところへ引っ越す人が増えている
結果、ここ数年上がり続けていたシリコンバレーの家賃はついに下落。記事にもある通り、我が家の周りでも前年比で10-15%ぐらいは賃料が下落している。これを機に、同じエリアで条件の良い物件に移る人もいるようで、引っ越しブームが到来中
・BLMの活動
コロナとは直接関係ないけれど、BLMの抗議活動はポートランドなどで続いている
7月後半にはポートランドの抗議活動に対して連邦の軍隊が投入された。これに抗議して、各地でデモがあった。近くではオークランドでデモがあり、警察署の破壊もされた模様
日本ではすでに報道されなくなっている気がするが、アメリカではまだ火は消えていない。少なくとも選挙がある11月までは続くだろうな、と思う
・GDPは最悪水準で下落
コロナの影響は大きく、GDPが最悪の水準でマイナスとなった。これまで割と景気が良かったアメリカも、先行きはかなり不透明
アメリカ全体では、2度目の給付金支給が決まった。肌感覚でわかるぐらいホームレスが増えている状況がどうなるのか、好転するのはまだ先だろうな
ビザの話
・学生ビザに関するすったもんだ
コロナのせいなのか何なのか、学生ビザについての急な決定&撤回で振り回されている人も多い
発端は政府が突然「9月に始まる新学期以降、オンライン授業しか受けない学生に対しては、ビザを発給しない」という決定をしたこと
もちろん大きな波紋を呼び、ハーバード大やMITが政府を相手に即座に提訴した。結局すぐに和解、というか政府側が方針を撤回した
が、今度は入国を認めないと言い出している。この件はまだ解決を見ていない。この件だけでなく、出入国に関する各国の規制は依然と比べてかなり不確実性が高くなっていくんだろうな、という感じである
・市民権の取得も難しくなる?
どさくさに紛れて、アメリカの市民権取得に必要な費用が倍増した
移民局はリモートワークで業務がひっ迫しており、それを支えるためという建前と、経済が傾いているので少しでも移民を減らしたいという本音、という感じだろうか
我が家の近況
夫氏は12月末までの在宅勤務が決定した。毎度のことながら判断の早い会社で素晴らしい
髪を切ろうと予約していたサロンは、閉鎖されて行けなかった。半年ごしの歯医者は、受付の人の手違いでさらに3週間後にリスケされた。でもまあ元気だし大丈夫
まだまだ長い戦いになりそうなwithコロナ。気長にやろう、焦らずいこう