「これ、本当に要るか?」
モノ作りをしていると、どうしても足し算で考えてしまう。ところが、本当に伝えたい本質を目立たせるのは、引き算の発想だ。アマピアノもそうだった。ストリップ・ダウンの手法だ。どうしても派手にするためにゴテゴテと装飾してしまう。それによって、本当に伝えたかった本質がぼやける。音楽に限った話ではない。「これ本当に要るか?」と常に考える。カラオケボックスのカラオケ映像って、本当に歌詞に合わせたドラマ要るか?みんな映像見てないんだから使い回し映像で良くない?と思った時から一気にコストダウンが図れた。これ本当に要るか?CD、本当に要るか? メロディーって本当に要るか? アレンジって要るか? 歌詞の内容に合わせた映像って、本当に要るか? ジャケットって要るか? チャートに上げる事って要るか? なんの為のチャートインなの? お金儲ける事とチャートインってリンクしてるの? どんどん何が本質なのか追い込んでいこう。その会議は必要?そのアクションは必要?惰性でやってるだけじゃないの?定期的にリリースする事って必要?事業計画の為だけに全然面白くなくてもリリースする事って必要?本当に面白いものが出来た時だけリリースじゃダメなの?
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