なぜセントレアに3500m滑走路があるのか【架空世界一周001】
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さて、そんなわけで1日目。
今日の最終目的地は台湾のTPE桃園国際空港。本来なら中部国際空港から三時間半とチョットで行ける、いわば「近場」なわけだが、残念ながら自分で作ったルールのひとつである「二時間半以上の連続利用の禁止」によりそれを利用するわけにもいかない。
一日目の予定だ。
8:00 NGO中部国際 NH351
9:40 KOJ鹿児島 13440円
10:05 KOJ鹿児島 NH2483
11:30 OKA那覇 15020円
20:10 OKA那覇 BR185
20:55 TPE桃園国際 25470円
沖縄着から沖縄脱出までかなりの時間を空けているのは二日目を便数の多い台北からスタートさせるためだ。正直、もう少し南の方まで行くことはできただろうが、東南アジアの小さな空港から始まっても悲しいのでこういったスケジュールとなった。
8:00にANAのB738は、3500mの長すぎ滑走路を五分の三くらいしか使わず大空へ舞い上がった。
セントレアが開港したのは2005年。僕より一つ年上だ。そういえばセントレアのTwitter担当者が誕生日を開港日に設定したらTwitterの年齢制限に引っかかってしばらく利用できなくなったとか。
そのセントレアが持つ滑走路は3500m。日本では成田、関空の持つ4000m級に次いで二番目に長い滑走路だ。関空の持つ二本目も3500mなので同率二位だ。
現代において土地が多く必要となる滑走路は短い方がいいとされている。20世紀は貧弱なエンジンだったため離陸には長い滑走路が必要だったが現在は発達したエンジンにより滑走路は短くてもよくなったのだ。さらに日本では機材の縮小化が図られ、二酸化炭素を多く排出しない、小回りが利く、狭い地方空港でも離着陸できるの三拍子そろった機体が他国に比べて飛び回っている。
※ここに写っているのは日本に三機しかない、そして日本で1番大きな飛行機だ。一つの航空会社が一つの地域にこれだけ持っているんだからスゴイ。
そのため、3000m級滑走路をもつ空港は古くからそこにあった空港ということになる。成田空港は1978年開港、関西空港は1994年開港とジャンボジェットが世界を席巻していた時代に開港した為か、滑走路は前述の通り長い。しかしセントレアは2005年開港。まだまだジャンボジェットは元気だったが、空港の規模縮小化が図られ始めてもいいころではないだろうか。ではなぜ中部空港が羽田空港より長い滑走路をもつこととなったのか。
おっと、そんなことを話している間に鹿児島についてしまった。ということでこの話はまた今度、そうだな、日本に帰ってきたときにしよう。
鹿児島の地を踏んだ僕は遅めの朝食として名物・黒豚とんかつを食す。確か鹿児島県は豚だけでなく牛、鶏も生産量日本上位だった気がする。
このシリーズではこのようにご当地食べ物を食べていくとしよう。
鹿児島には一度来たことがある。指宿の砂風呂は格別だったなあ。そういえばあのとき丁度桜島が小規模な噴火を起こした。タクシーのおっちゃんが「おお行ったか」って言ったから、日常なんだろうか?
鹿児島の種子島はあの宇宙にぶっ飛ばされる施設があるので宇宙関係のショップがあった気がする。そこでぶつけると光るボールを手に入れた記憶がある。
時間がないので次の便に乗ろう。
今度の飛行機はさっきと同じ種類のB738。
ひらりと鹿児島を飛び立ったB738は種子島と屋久島を眼下に見ながら沖縄を目指す。
続く
訪問国:日本
訪問空港数:1
総飛行距離:660㎞
現在位置
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