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様々なコミュニティに在籍して、人間の心の弱さを再認識したこと

僕はとある大学3年生である。これといって特に趣味はないが、自分は様々なものに触れていくうちに思ったことや考察したことを素直にここに記していこうと思う。

僕は今日、バイト先の飲み会に初めて参加した。というのも、元々僕が入っていた店舗とは違う異動先の店舗の一部の学生による飲み会だったのである。

片手で収まるほどの人数であったが、基本的に一緒にはいったことがない人かあっても1、2度の方ばかりであった。

先に僕が異動した理由について話しておきたい。大きく分けて二つある。

1つは以前いた店舗のある人にうんざりしていたことだ。僕が前いた店舗では、対して根が陽キャでもない癖にそんな振りをして女の子に常に尻尾振っていて、男の前になると人に滅茶苦茶に飲酒させた挙句、自分は一番飲みたくないから、他の人に飲ませて暴れて楽しんでいるような痛いやつがいた。僕には本心を隠して会話すれば人に不快感を与えることなく仲良くいられるスキルがあるようで(特に男、いやほぼ男)、その子とも特段不仲ではなかった。

ただどう考えても根本的に気が合わないと僕は思ってた。そんなメンヘラ感満載なところも不愉快だし、とことん責任を人に押し付けながら痛みを伴わないように生き続けることもどうかと思うためである。そしてその子と距離を取りたいが為に母店を移した。

もう1つの理由は、様々なバックグラウンドを持った未知のひととの会話を通じて、自分自身の意識をより高めたいと思ったからである。僕の現在のバイト先は、その店舗の地域内の他の店舗でも働くことが可能だ。ある時期を境に様々な店舗にヘルプで入るようになった。そういった環境に身をおくことで、自然とた店舗の初対面の人間とコミュニケーションを取らざるを得なくなるためコミュ力が上がることと、自分と違う人と話すこと、そしてその結果として自分の意識をより高めたかったのである。様々な店舗に入り、異集団の中でうまくやっていくうちに少しずつ成長したり意識が高まったような気がしていた。だがある時、この地域で行ったところでなんだと思うようになってしまった。そこで安易で自分に甘い僕は、違う地域に所属する店舗の移ればええやんと思ってしまったのである。

このことで非常に僕は後悔している。それはあるバイト先という集団にしがみついてしまった結果、主体性が失われ本質的に自分で考え行動する機会を奪ってしまったことだ。僕は基本的に人間のこころは弱く、何かにしがみついていたいし誰だって自分が好きなんだよねって思っている。なので余談だが人と接する上で相手がどういう人物なのかこういった考えをもとに見極めている。

話をもとに戻すと、要はコミュニティに所属することで甘えを生みだしてしまったことが問題であった。人は常に情報を取り入れ、自分の頭で取捨選択してフル活用して考えて、行動に移す必要があるのである。にも関わらずその大前提となる主体性を削ぐような過ちを犯してしまった。

そんな後悔もありながら、新しい店舗で一緒に働いている方から新入生の親睦会があるから来ないかといわれた。今まであった人とまた違う人と会話できるのではないかという曖昧な興味があったため、参加してみたのである。

その方以外はしっかりと喋る機会のない人ばかりであった。最初は非常に楽しかった。今までの店舗のコミュニティとは違う雰囲気であり、今までの飲み会やバイト先の人間関係に話を聞いた。みんな優しい方ばかりで初参加の僕も特に問題なく参加できた。

ところが二軒目で飲んでいるうちに、僕はあることに気づいてしまった。それは『何も得られないしなんの生産性もないこの会話に僕が参加したところで、得られるものなど何もない。得られたふりをしているのではないだろうか』という不安に近い感覚である。話のレベルが合わないことも非常に大きかった。そしてこの不安は、自分を騙して参加していることによってより深いものとなる。

僕が思うに、自分自身やはりある人の思考に触れることで、新しいことを知りたいしもっと学びたいという好奇心で人と会話したいのである。にも関わらず、大して面白くもない恋愛の話や知らない人間関係における悪口など毛ほどの興味もなかったのである。そんな大して面白くもない人の恋愛に対して、首を突っ込んだり賛否を述べるべきではないのである。

このことを踏まえて、僕は嘘をつくのをやめようと思う。

嘘をつくことで、本来得られるはずの経験値が得られず、自信を無くしたり計画通りに着実に日々努力し続けることができなくなってしまうのである。また、人の顔色を伺う事で、揉めることもなく適度に聞き役にまわって、なんとなく表面的な関係構築を成功させることをやめなければいけない。

他人中心ではなく自分中心で生きようと頑張っていた僕がうまくいかない最大の理由を再認識した夜であった。ただ何処かでより多くの人のありのままの姿を受け入れられるようになりたいと思うようになった。

両立できるかは難しいところである。ただとにかく改めてダメな自分に喝をいれようと思った、そんな飲み会だった。

本当は3次会もあったが、僕は自分に余計な嘘をつかせないようにそれを断りその場を立ち去った......。

僕には無駄なコミュニティは要らない。

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