日本茶を知る-1
皆さんこんにちは、コーヒーとロッテが好きなZKです。
今回は、先日受講してきた日本茶講座についてです。
日本茶は、ZKが販売をもくろんでいるコーヒーと共に、
「喫茶」分野の2台巨頭。
もともと相方が、茶道楽なこともあり、
開催の案内がインスタでアップされた即日受講申し込みました。
主催は、宮崎市に店舗を構えてらっしゃる白玄堂様。
ZKが職業訓練学校でお会いして以来、お邪魔している美味しい
日本茶が飲める喫茶室です。ご主人の人柄も素晴らしく、
何度となく通っています。
講座は全部で3回
1)日本茶とは、オーガニックとは
2)自宅の道具で簡単お茶淹れ
3)お茶畑研修
1回目の講座は、導入編。日本茶初心者のZKが初めて知ったこと
(いっぱいありますが)の中から2つに絞って書きたいと思います。
2回目以降は来月、再来月に開催されますので、その都度アップします。
1)日本茶とは?
一言に日本茶と言っても色々とありますよね。
煎茶に深蒸し茶、玉露に抹茶、そのほかにも番茶やほうじ茶などなど。
(少し前に書きましたが、“茶”と名がついても、植物学的に茶でない
ものがあります。ex.そば茶、ゴボウ茶、梅昆布茶etc. 今回はパス)
いずれも『緑茶=不発酵茶』です。発酵していませんから、もともとの
お茶の葉の色、おおむね緑色を呈しています。
ここで初めて知ったのが、番茶の定義。
お茶は新茶(一番茶)や二番茶のように、収穫適期がありますが、
その適期以外に収穫したものが『番茶』と呼ばれるそうです。
つまり、番茶は『番外茶』なのです。
ですから、収穫時期によって同じ番茶と呼ばれるものでも
形状や味に異なるものがあるそうです。
他のお茶メーカー様の中には、
『収穫適期後(秋以降)に収穫したもの(以前は晩茶と呼ばれていた)』
とか『下級煎茶をさす(ひどい言われよう・・)』などとあるので、
商品名番茶でひとくくりにはできないようです。
もう1つ興味を持ったのは、日本の東と西で、好まれるお茶が違うです。
皆さんは、かぶせ茶と言う言葉ご存知でしょうか?
お茶の葉の色は一般的に、緑色をしていますが、この緑色をより
濃くするために、収穫する前の一定期間寒冷紗(かんれいしゃ)と
呼ばれる黒い布(今はナイロン製)を茶畑にかけて、
日光を遮ります。玉露や抹茶の原料の碾茶を収穫する場合も、
利用されています。
茶葉には、根で作られたアミノ酸の一種・テアニンが含まれます。
テアニンは日本茶に含まれるアミノ酸全体の約5割を占め、
日本茶の旨味をもたらす成分です。テアニンをはじめとする
アミノ酸をたくさん含むお茶ほど、旨味や甘味が強くなるのです。
このテアニンは、茶葉が日光を浴びることでカテキンに変化します。
よく耳にするカテキンは日本茶の苦味や渋味をもたらす成分なので、
茶葉が日光を浴びてテアニンがカテキンに変化すると、
旨味・甘味よりも苦味・渋味を特徴としたお茶になります。
収穫前に寒冷紗で日光を遮ると、茶葉の中のテアニンがカテキンに
変化しにくくなるため、テアニンが多くカテキンが少ない=
旨味や甘みが強く、渋味や苦味が抑えられたお茶になるというわけです。
講師の白尾様によると、以前のかぶせ茶では収穫後の加工工程で、
お茶にアミノ酸を加えていたものもあったとか・・・
このかぶせ茶は比較的西日本で愛飲されていたそうです。
ですから、贈答用のお茶の注文を受けたときなどは、送り先の住所で
かぶせ茶か、かぶせないお茶かを分けていたそうです。
東日本でも東北地方では、浅蒸りのお茶が好まれるそうです。
一言にお茶と言っても地域によって、好みが分かれるのですね。
勉強になりました。
白尾さまは、ご自身の近親者が茶畑を運営されているだけあって、
作物のことにも、加工のことにも非常に造詣が深く、美味しいお茶を
どうすれば、より美味しく飲めるかを常々研究されています。
次回以降の講座も非常に楽しみです。
今回は講座1回目の紹介でした。
最後までご覧いただきありがとうございました。
次のnoteはロッテなお話になると思います。