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沖永良部島 コーヒー焙煎体験

前回までに、コーヒー豆の収穫、豆の分離作業を行い、 生豆をゲットしたZKです。 一杯のコーヒーまであと少し。
残る作業は、焙煎、粉砕、抽出です。
粉砕(ミル)と抽出は、日々の生活の中でもお目にかかる作業。
今日は、焙煎作業を体験しました。

用意するもの
ガスコンロ 網 生豆 あとはゆっくりと構える心持ちと
網を振り続ける手首の強さです。

焙煎体験は、屋外で行いました。
なぜか??? これは、焙煎中に豆から出てくるある物が影響しています。
焙煎作業は、もしかすると、ご自宅で体験された方も多くいらっしゃるかと
思いますが、国産コーヒーを焙煎した経験をお持ちの方は少ないのでは
ないでしょうか?。その1人になりました。はい。

作業はいたって単純です。
生豆を煎り網に投入、コンロに火をつける、あとはつかず離れずの距離を
キープして、豆が焦げないように 煎り網をフル。振る ふる。以上。


強風下での屋外作業だったので、なかなか火力が一定しませんでした。
振り続けて10分くらいでしょうか。生豆から青い香りがしてきます。
ただし、表面は青いまま。まだまだ振ります。

その数分後、青い豆が少しずつ白っぽい色にようやく変化してきました。
焙煎作業は、豆の煎り具合に差が出ないように
飽きずにひたすら振るが肝要。 ゆっくりじっくり我慢ガマン

さらに数分後、コンロの周りに小さなカスが落ちてきました。

これは、生豆表面を覆っていたシルバースキンが網や豆同士の擦れと熱で
はがれたもの。チャフと呼ばれるそうです。表面にも変化が現れました。

さらに振り続けること数分、振り始めてから15~20分程度で経過した頃、
豆の色に変化が現れます。白色から淡い茶色 続いてアーモンド色に
なってきました。この状態は、シナモンローストです。まだまだ浅煎り
それも極めて浅煎り。まだ煎り網を振ります。

そして数分 かすかに パチッという音がしだしました。
爆ぜの現象です。焙煎によって豆が膨らみ、その過程で発生した水蒸気と
二酸化炭素の圧力により豆の細胞が破裂するときに発生する音だそうです。

煎り網の蓋を開けてそっと覗いてみると・・・
徐々に見慣れたコーヒー豆の色になってきています。
もういいかなと、オーナーに見ていただくと・・
まだまだまだまだ あと5分は振らないと 美味しいコーヒーにならないよ 

徐々に色づくコーヒー豆 まだ煎りがたりません。

そしてしばらくすると、かすかに煎り豆から煙が立ち始めました。
これ以上火にかけたら焦げるのでは? の素人の心配をよそに、
焙煎のプロはまだまだ続行の指示。

そしてそこから約2分 火からおろして蓋を開けると。
見事に茶褐色に色づいた豆になりました。
火にかける前の豆と比べると何割か膨らんだように見えます。

ここで、オーナーから注目ポイントを教えていただきました。
それは、豆の中央に縦に走る線。
国産コーヒー豆は沖永良部島産に限らず、焙煎後の豆に走る縦線が
ギザギザになるそう。比べて外国産では、この縦に走る線はおおむね一直線
原因はまだ不明とのことですが、ほとんどの豆でこのような形状のだそう。

横剥きの裂け目がギザギザ 撮影下手でごめんなさい

最後に焙煎した豆を風に当てて冷却します。
この行程では先ほどまでは敵だった強風が味方をしてくれました。 
一気に冷却完了です。

最後にペーパードリップで美味しくいただきました。
国産コーヒー豆100%のコーヒーは、どこか赤ワインにも似た風味です。
そしてその風味が最後の一口、注いだカップにまで残っていました。

体験して初めて知ったことがたくさんの国産コーヒーツアー

最後にまとめnoteを別立てで書いてツアー終了としたいと思います。
今回も最後までありがとうございました。

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