看取りに選ばれる
亡くなるときの利用者さんは、看取る職員を選ぶらしい。
私は、まだ利用者に対してやさしくなれないし、真剣に向き合えていないから、選ばれることはしばらくないだろう。
いつもは、利用者がどうなろうとそれに沿った行動をとるだけだと考えているが、自分が1人夜勤のときだけ、今晩だけはもちこたえてほしいと、都合よく長生きを願ってしまう。
なぜなら、呼吸停止してからの対応などやったことがないし、どうすればいいかわからず混乱するだろうし、ほかの離床したりの仕事ができないからだ。
早く帰りたいのに。
看取りをするかもしれない、そんなときの心づもりは、私の中でまだ整理されていない。考えていく必要があるだろう。
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