20241005

病院の待ち時間は長い。この時間に何をするか。ソシャゲにハマっていた時代は周回をしていた。何も無ければネットサーフィンをし、やる気がある時は小説を読む。最近はnoteを書く。

「病院は予約してもなぜ待たされるのか」というポストがバズりおすすめ欄がこの話題一色になったことがあった。
なぜ待たされるのかといえば、病院は席予約ではなく順番予約だからだ。時間で予約するから分かりにくいのではないかと思うが、あれは入場整理券を配られているのであって正確には予約ではない。

飲食店などの予約は時間内に収まる分だけのサービスを受けることができる。もし病院がそれと同じ予約システムになってしまったら、時間になると医者や看護師が「そろそろお時間ですので……」と検査が終わっていない患者を帰さなければならなくなってしまう。それだと十分な医療は受けられない。

歯医者の場合は飲食店等と同じ予約システムである。これは
・保険診療は1回の治療範囲が決められている
・噛み合わせ等を考慮し1本ずつ治療
・段階的な治療が多い
などの理由から患者1人あたりの治療時間がだいたい割り出せるからである。
参考①:どうして歯医者は何回も通わなければいけないのか?|柏市の歯医者 ウィズ歯科クリニック https://www.with-dc.com/info/5016/
参考②:歯の治療、なんで何回も通わないといけない? 1回で終わらない理由 | 本田歯科クリニック https://kenjukai-hondashika.com/outpatient/

第三次産業的サービスと医療は質的にまったくの別物であり、第三次産業の仕組みをそのまま医療に適用することはできない。応用することはできる。単に患者の満足度を高めるだけではなく、十分な医療の提供という観点からも考えなければならない。

「病院の待ち時間の短縮」は、
・所要時間の短縮により患者の負担を減らし、通院ハードルを下げ早期発見に期する→社会保障費の削減
・同じく所要時間の短縮により、労働や消費などの経済活動への参加時間の増加
・1日あたりの患者数の増加による病院の収益増加
これらの利点も想定できるため、取り組まれても良いものなのではないかと思う。

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