お前は少し知り過ぎたようだ

・焼けた死体の焦げなど剥がし 灰の夢見た愚かな人に

・花の楽園 終わりゆく場所 ボランティアの青年の腕の白いこと

・爪を揉むのだ よい子の爪だ そうだよい子だねんねしな

・わたしの頭の中の喧騒どうか誰にも止められずあれ

・脳みそ切ってみずみずしい、夏も終わり

・ぼくは硝子の破片になって、君は低いが水位を泳ぐ

・おはよう おやすみ また明日です お前は少し知り過ぎたようだ

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