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細部描写の誘惑

ワールドトリガー 「遠征選抜試験」の連載を読んで、
よく考えた話題が浮上。

ワールドトリガー 238話「遠征選抜試験㉞」

作者は病気で2ヶ月で1回しか描けない状態で。
閉鎖空間にちまちまキャラ会話は続いて
「私が考えた設定と細部オンパレード」。何年も。

いやいやいや、他のやることがいくらがあるだろーか!
さっさとこの試験終わらせ話を進ませろよ!っとツッコミたくなる。

実際、これは日本の漫画によくある問題の1つ。

作品はヒットして編集に干涉されなくなったから
作者は『ページをかけてじっくり細部描写をたくさんする』


これ、作者は若い頃に体力があるうちに問題がないが
大抵の作者は歳になったら病気かかって
描けるペースは落ちる
でも物語一度下がったテンポは決して戻れない。

それで
『作者はだらだら停滯した物語が未完のまま死んでしまう』
ケースはよくありました。

未完の傑作はいくらでもあります。
ガラスの仮面。ベルゼルく。ヒストリエ。

大抵のケース作者はその気があれば
1〜2巻をかけて駆け足で物語を完結するチャンスはいくらでもあるはず。
でも作者は妥協しない。でも完結もしない。

読者の権利を無視する、この漫画界の悪習はなんとかしてほしい。

無駄な「細部描写」をやめて、物語の「本筋」をしっかり描いて欲しい。

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