音の感覚を言葉で捉える
最初に異文化に惹かれたきっかけは何だったか。
たいした理由などなかったかもしれない。
その地で生まれた音を、色を、言葉を、料理を、景色を、人を、
ただ感じたからなんとなく惹かれたとしか言えないかもしれない。
きっかけは“なんとなく”から始まったものでも、
惹かれ続けていると見えるものがある。
積み重なったその地の記憶を深く知るとともに、
自身の生まれた地と、自身そのものを考えるに至る。
集って音を奏でること、ともに体感することを抑制されているこの時でも、遠く離れた距離を一瞬で繋ぐことができる。
ならばこの時だからできること、じっくり人と対話してみることで、
演奏するときとは違った角度からわかることがあるかもしれない。
たとえば奏者同士でいえば、音と音でつながる感覚を知っている。
その感覚を言葉で捉える試み、
ZIRIGUIDUM オリジナルコンテンツ「rhyZm(リズム)」。
日本から一番遠い国ブラジルに惹かれ続ける島野賢哉、
そして日本において独自の文化を持つ沖縄民謡に魅了された池田 尊が、
異文化を愛するさまざまな人と対話を通じて、
彼の地と此の地、そして芸術文化について語り合う。
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