ZIRIGUIDUM

サウンドクリエイション、レコーディング、そしてプロデュースの精鋭集団 Sound creation, engineering and producing team.

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マガジン

  • rhyZm

    音の感覚を言葉で捉える

最近の記事

「三線は特別な楽器じゃない」

池田:いまも同時並行で先生に習いながらご自分の教室もされているんですか。 難波:コロナ以前はそうでした。でもコロナ禍によって状況が変わり、それまでと同じようなお稽古を受けることができなくなってしまいました。自分の教室のほうもコロナの影響を受けて、以前と同じではなくなりましたね。 池田:そうなんですか。コロナの影響は大きいですよね…。あたりまえに教えること教えられることのありがたみをコロナ後から自分も強く感じています。いままでは紫乃先生など、いろいろな先生方に教えてもらう側

    • 沖縄民謡の魅力

      対談をもとに音楽を探るrhyZm。 自身のルーツとは遠いところで生まれた異文化に惹かれる理由はどこにあるのか。 今回は沖縄の楽器、三線を通じて偶然にも“兄弟”となった2人が語り合います。 プロフィール 池田尊 いけだ たける エイサーを始めとした沖縄音楽に惹かれ、コザ市在住の沖縄民謡の歌い手、松田一利氏(琉球音楽協会 師範/弘弦会 会主)に師事。自身も沖縄音楽の魅力を関東で伝えるため、東京四ツ谷のサウンドスペース「ZIRIGUIDUM」(ジリギドゥン)と川越市にて三線を教

      • カポエイラとサンバヘギ

        マッチ:オリンピックを観ていてあらためてスポーツと文化はちがうなと思ったのですが、スポーツは速さや高さや強さを求めて競うものであるのに対して、文化は勝利や優勝の瞬間がなくても長く続けられる。オリンピックなどはとくに顕著で、優勝の瞬間を得ることができなくなったときに、引退したり指導する側にまわったり、それまで続けてきたことをやめる道を考えるものだという印象が強い。文化は勝利にこだわるものではないから長く続けられる。長く続けることに価値があるということをすごく感じていて、それを知

        • 違いを感じてちゃんとみつめること

          島野:ゲトを始めるまえとあとで、ブラジルに対するイメージや世界観が変わったことはありますか。しばらく苦い経験ばかり積み重ねてるじゃないですか。ゲトをさかいに変わったようなことはあるんですか。 マッチ:やっぱりミナスジェライスのときよりはバイーアのほうがよかったです。ゲトというより環境が大きかったかな。これをしたらこう返されるのかとか、言いたいことをちゃんと言わないと好きなようにされるっていうのは苦い経験があったからこそ知れたことで、つぎに行きやすくなったというのはありますね

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        • rhyZm
          8本

        記事

          カポエイラに魅了されて辿り着いたブラジル

           対談をもとに音楽を探るrhyZm。  自身のルーツとは遠いところで生まれた異文化に惹かれる理由はどこにあるのか。  今回はブラジル、バイーア州が育んだ音楽と格闘技にそれぞれ惹かれた2人が語り合います。 プロフィール 島野賢哉 ブラジル音楽に惹かれ、ブラジル各所に滞在、居住。ブラジル、とくにバイーア州で出会ったサンバレゲエの魅力を日本や台湾、他、世界各国に伝えるため、サンバレゲエグループ「BARRAVENTO」(バハヴェント)を仲間とともに創立。現在クリエイティブサウンド

          カポエイラに魅了されて辿り着いたブラジル

          マニュアルのないクリエイティビティ

          島野:行って触れてみないことにはわからないニュアンスだよね。俺は言語を学ぶということにも重要な意味があると感じていて、言語からわかることって、実はいっぱいある。正直、個人的にあまり好きじゃないのは、言葉が喋れなくても音でわかりあえるぜ、みたいなことを簡単にいうのはちょっと…(笑)間違ってはいないのかもしれないけど、その言葉の響きが表層的というか。トップレベルの演奏のなかで、言語の壁を越えた共有はもちろんあるけど、なんか意外とそういうことを多用する人たちほど、適当に演奏して笑顔

          マニュアルのないクリエイティビティ

          ブラジル音楽と沖縄音楽

           対談をもとに音楽を探るrhyZm。 自身のルーツとは遠いところで生まれた異文化に惹かれる理由はどこにあるのか。  ブラジルと沖縄、それぞれの場所にそれぞれの理由で惹かれた2人が語り合います。 プロフィール 島野賢哉 ブラジル音楽に惹かれ、ブラジル各所に滞在、居住。ブラジル、とくにバイーア州で出会ったサンバレゲエの魅力を日本や台湾、他、世界各国に伝えるため、サンバレゲエグループ「BARRAVENTO」(バハヴェント)を仲間とともに創立。現在クリエイティブサウンドスペース 「

          ブラジル音楽と沖縄音楽

          音の感覚を言葉で捉える

          最初に異文化に惹かれたきっかけは何だったか。 たいした理由などなかったかもしれない。 その地で生まれた音を、色を、言葉を、料理を、景色を、人を、 ただ感じたからなんとなく惹かれたとしか言えないかもしれない。 きっかけは“なんとなく”から始まったものでも、 惹かれ続けていると見えるものがある。 積み重なったその地の記憶を深く知るとともに、 自身の生まれた地と、自身そのものを考えるに至る。 集って音を奏でること、ともに体感することを抑制されているこの時でも、遠く離れた距離を一

          音の感覚を言葉で捉える