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社会教育について勉強中です

1月の中旬から社会教育主事という肩書を取るための講習を受けている。

初めて耳にするという人も多いかもしれない。


社会教育とは?

この世の中において「教育」とは、大きく分けると3つ存在する。
家庭教育と、学校教育と、そして社会教育である。


家庭教育とは、文字通り各家庭の中で行われる教育である。
ほとんどの人間がまず最初に受ける教育はこの家庭教育である。
保護者が自分の子供に対して行う教育である。

子供にとって最も身近で、しかし家庭によって最も差異が生まれやすいのがこの家庭教育である。
保護者自身の学力や教育に対するリテラシー、家族の構成や置かれている状況、生活している環境など、自分の周りを見渡しても二つとして同じ家庭は存在しないといっても過言ではない。
この家庭教育というのは、子供たちの成長にとって非常に大きく関わってくる。
が。
今回はこれについて詳しく語るのは避けたいと思う。
またいずれ機会があれば、その時に。


学校教育とは、これも分かりやすく学校で行われる教育のことである。
我々はこの学校教育で多くの知識・技能を身に付けてきた。私も普段この学校教育に携わる仕事をしているわけである。

恐らく多くの子供が家庭教育の次に触れるのがこの学校教育で、日本では基本的に、文部科学省が示す「学習指導要領」という、簡単に言うと「教える内容を示した説明書」的なものに従って教育される。
だから東北のド田舎の学校だろうと、都会のド真ん中の学校だろうと、学ぶ内容自体には大きな差異は生まれないようになっている。
これには、日本全国どこに行っても均一化された教育を受けることができるという大きなメリットがある。
一方で、これは均質化された、工業立国的社会にフィットする子供を育てるためのシステムで、現代に求められる「自ら考え、行動し、新しい未来を切り開く力を持った人間」を育てる教育になっていないのではないかという議論もある。
これについても、また機会があればゆっくり書こうと思う。


さて、そして最後が社会教育である。
これはものすごく簡単に言うと、家庭教育でも学校教育でもない教育すべてのことである。

え、簡単に言い過ぎでは…?

と思われた方が多いだろう。

でも、そうとしか説明できないのである。

社会教育とは、社会全体で行われる教育のことで、対象は子供だけでなく、成人や老人、すべての世代に対して行われる。
もちろん、学習者が勝手に学ぶ「学習」と違い、指導者・支援者がねらいを設定して行う「教育」の様相を呈しているものが該当するので、学ぶことがあれば何でもかんでも社会教育!というわけではない。
しかし、家庭教育や学校教育と比較すると、非常に広い範囲を示す言葉になる。

現在受講している講習は、この社会教育について学び全ての講習をパスすると「社会教育士」という資格を手に入れることができる。
行政で勤務する際には、前述した「社会教育主事」という役職に就くこともできる。

社会教育で扱う範囲がそもそも広いため、我々が講習で学ぶ範囲もそれに応じて広くなるのだが、もともと興味・関心があった分野なので、楽しみながら学習することができている。


今回講習を受けて学んだことを、普段の学校での指導に生かしていきたいし、自分の家庭の中での子育てにもうまく生かしていけたらと思う。

更には、今後の自分のキャリアにも生かせるだろうと感じる内容も満載なので、今この時点で講習を受けることができて本当に良かったと感じる。

せっかくの講習を上手に生かせるよう、学んだことをnoteに残していくことも考えておきたい。

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