長生きや健康を決定づける意外な要因【心理的な安全と人生のクオリティ】
「不健康で、平均寿命より早くこの世を去りたい!」と思う人はあんまりいませんよね。
誰しも「そこそこ健康で、そこそこ長生きしたい」となんとなく思っているのではないでしょうか。
それに対して「よし、元気でいるために体力をつけておこう」とか「食べるものに気を付けよう」とか、そういう取り組みを具体的にしている人もいるかもしれません。
ある興味深いデータ
ここで興味深いデータを一つ紹介します。
50歳の時点でその後の寿命や健康状態だけでなく、IQ(知性)にさえも大きく影響するのは、50歳の時の「心理的な安全」を感じる人間関係だということです。
じゃあ私たちは実際に、そういった人間関係を築くことそのものや、そういった人間関係を築く能力を高めるために、今日、何に時間を使って、何をを習慣としてやっているでしょうか。
振り返ってみてほしいのですが、5年前も、10年前も、おそらくそれが当時の自分にとって適切だと思って期待した行動の結果が、いまの状態です。
「自分の判断が正しい」と思って生きているにもかかわらず…
私はすでに6年前に600人近いコミュニティで大炎上をして、ビジネスも人間関係も消滅するという経験をしているので、ある程度コミュニティでどんな要因がどんなメカニズムで働くかを知っています。
また、独立して13年以上の人間関係で、「どんな人が繁栄し続けるのか」「どんな人が一発屋で終わるのか」「どんな人が変化もなく停滞するのか」も見てきました。
おそらく数千人規模になるその人たちを俯瞰してみれば、笑えるくらいのパターンの違いがあって、それぞれが「自分の判断が正しい」と思ってそうなってるわけです。
何が違いになるのか?
文献でもデータはありますが、最も大きな違いになるのは、「期待を内側に持つのか外側に持つのか」の傾向の違いです。
外側への期待の例としては、
・お金を稼ぐ
・いい車や家を買う
・いい恋人と関係を築く
などです。
内側への期待の例としては、
・お金を稼ぐのに必要な能力を高められる
・五感で快適を感じる状況を自分で判断できる
・人に心理的な安心や好奇心を引き出す能力を高められる
などです。
内側の期待を持つときにカギになるもの
そして内側の期待を持つときのカギになるのが、まわりの人への適切な関心を持つことです。
人に対して「戦うか逃げるか」で反応している限り、それがたとえまわりの称賛を得られるものであったとしても、「その人の人生」を生きているとは言えません。
単に過去の記憶のトリガーに反応するパターンが社会に適応しているかどうかの違いがあるだけで、そこにやすらぎや充足はないからです。
~戦うか逃げるかについては以下の記事が参考になります。~
あなたが今している”正しいと思っている判断”を、振り返ってみる機会になればと思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。