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雑然

大学生活も後半に差し掛かり、就活だ、インターンだと、大分騒がしくなってきた。

まるで学内が選挙区域にでもなったかのように、ビラがそこら中貼り散らかされているので、目を通そうと、何度か掲示板の前で立ち止まったりしてみたけど、押しつけがましくて、だめだった。

「先ず社会経験」とか、「下積み」、「弟子入り」、この類の助言を、助言とも思えない、そういうきもちになっている。


先日、『太宰治の正直ノオト』という本を読んだ。
それは大変正直にひねくれを綴った文章であったが、一つ安心させられたことがある。

太宰曰く、何かになろうとするときに、きびしい潔癖を有難く思う、そういう考えは、過ぎたギリシア時代に憧れるのと同じである。そして、今を生きるには、ロマンチシズムを信じて進むよりほかに道なし。

うん。

生涯,金に窮していたイメージのある彼のことだから,こんな事言ってたら食えないんじゃないの,なんて思うけど。(信じず敗北よりは幾分良し)


どっかの本屋さん















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