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【対談】ZIPAIR社員×ZIPTRIPアーティスト 挑戦する若者たちが考える、「自分らしさ」との向き合い方。

こんにちは。ZIPAIR note編集部です。

「挑戦する若者たちの姿」を対談形式でお送りするシリーズ「ZIPAIR社員×ZIPTRIPアーティスト」。今回は、BBOY SHOSEIさんと、ZIPAIR客室乗務員の齋藤による対談をお送りします。

“挑戦する若者たちの翼になりたい”

私たちZIPAIRは、既成概念にとらわれることなく新しい基準を作る「NEW BASIC AIRLINE」を目指す中で、もがきながらも好きなことで輝いている若者たちの姿に共鳴し、彼らの翼になり、次世代のスタンダードを共に創っていきたいと考え「ZIPTRIP~ジブンの翼を探す旅~」を始動しました。

プロジェクトの第三弾として、BBOY SHOSEI(以下、SHOSEI)さんと共に、韓国へと旅をしました。

SHOSEIさんは、7歳よりブレイキン(ブレイクダンス)を始め、11歳のときに国際大会で準優勝。13歳になるとスケートボードに目覚め、1年間ダンスから離れますが、14歳のときにG-SHOCK主催のBBOY CREW BATTLE “G-SHOCK REAL TOUGHNESS”で復帰し、見事準優勝。15歳より上京し特待生として高校に入学するも、すぐに高校を退学することになります。この出来事により、今までお世話になった人たちに迷惑をかけたことを深く反省したSHOSEIさんは、ダンスの腕を磨き、世界的なダンサーとなることで恩返しすることを決意し、現在は次世代BBOYの筆頭として、大きな活躍を見せています。

ZIPTRIP以降、大きな心境の変化があったというSHOSEIさんが、同世代で客室乗務員として活躍する齋藤と「自分らしさ」について語ってくれました。

ーZIPTRIPは、「自分をさらけ出す」楽しさに、気付かせてくれた。

齋藤:映像、拝見しました。SHOSEIさんがシャイな方だったことが、印象的でした。ダンスをされている方って「自己表現」が得意なんだろうなって勝手に思っていたので。

SHOSEI : そうですよね。ダンサーってやっぱり自己表現が得意だって思われがちなんですけど、案外そうでもないんです。だからこそ、ダンスをするときには普段の自分では表現できない「自分らしさ」を表現できたりするんです。ZIPTRIP(の映像)は、今まで伝えることができなかった「自分」を表現できたので、本当に大きな転機になりました。

齋藤 : 僕が学生の頃も、さまざまな事情で夢をあきらめてしまう人たちを間近で見てきたので、若い方や夢を叶えようとする方の「応援」ができるZIPTRIPは、本当に素晴らしいプロジェクトだと思います。

SHOSEI : ZIPTRIP以降、自分を曝け出すことが、すごく楽しくなったんです。心からダンスがしたい!って、思うようになりました。だからこそ、新たな悩みが出てきたというか…。

ー誰かに求められている「自分」を表現することで、得られる価値もある。

SHOSEI : 今までの自分は、人目を気にして自分自身を曝け出し切っていない部分があったんです。それでもそんな自分を応援してくれたり、必要だと求めてくれている人たちも、たくさんいる。それはとてもありがたいことなんですが「本当にこれでいいのかな?」って。

齋藤 : 僕も人の顔色をうかがってしまう性格で、周りに合わせた「自分」、求められている「自分」でいることが多いので、なんとなく気持ちがわかります。自分の感情がわからなくなる時、ありますよね(笑)?

SHOSEI : あります(笑)。自分はこれまでそういう時は何も考えないで、その瞬間の感情で動いてしまうことがあって。それはよくないなって反省したので(笑)、今回はしっかりと考えようと。

齋藤 : 誰かに求めてもらえることは、やっぱり嬉しいですよね。そこに新しい出会いがあったり、視野が広がることもありますしね。でもそれに満足するのではなく、さらに自分が「自分らしく」何がしたいのか、何ができるのかを考えることはすごく重要ですよね。

SHOSEI : 「自分らしくいる」ことと「求められる自分でいる」こと。ダンスだと、アンダーグラウンドとオーバーグラウンドとも言えるかもしれませんが、この二面性を持っていることは、実は自分の強みなのかもな、とも気が付いたんです。それこそダンスをしていない人が応援してくれたりとか、それは大切な財産だなって。

齋藤 : 僕も客室乗務員をやりながら、ZIPAIRのYouTubeのコンテンツ制作をしていて、正直最初は「すごく大変だな」って思っていたのですが(笑)、今はやりがいを感じるし、「自分が伝えたいこと」「自分らしさ」みたいな部分に気が付くこともあって、やってよかったなって思います。

ー人に与えられる人間に、なりたい。

齋藤 : 僕は英語が話せるようになりたい!と思ったことがキッカケで、この仕事を選んだのですが、今も一番難しいのは「自分の意思を伝えること」なんです。僕の場合は、自分には「特別な才能なんてない」という劣等感があって、それで人と比べたりして、「自分を表現する」ことが苦手になってしまったのですが、SHOSEIさんはなぜ、自分を表現することが苦手なのですか?

SHOSEI : 自分の場合「自分らしく」いることができないのは、「怒られすぎた」ってことがあります。もちろんそれは、自分が悪いこともたくさんあったのですが、やっぱり怒られると、自分がやりたいことよりも人を怒らせないことが重要になるし、さらに本音とは違う「嘘」を重ねてしまって、結局自分を見失ったりして…でも今は自分がやりたいことが鮮明に見えているからこそ、そこに向かって挑戦を続けようと思っています。

齋藤 : SHOSEIさんのように、夢を必死に追いかけてる方を見ると、自分も頑張ろうって思えるんです。同世代として、一緒に頑張っていかなきゃなって。「自分らしくいる」ことは本当に難しいことですが、そんな出会いやつながりが生まれていくと、みんなもっと「自分らしく」いられるのかもしれませんね。

SHOSEI : ZIPTRIPで大きく変わったことが「人にダンスを届けたい」ってことなのですが、それはつまり「与えられる人間になりたい」ってことなんです。これまで人に与えてもらってばかりだったので。受け取るだけではなく、自分が積極的に与えられるように、「自分らしさ」を大切にしていこうと思います!

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ZIPAIR社員×ZIPTRIPアーティストの対談は、いかがだったでしょうか?
この対談を通して「ZIPTRIP」というプロジェクトを、そして「挑戦する若者たちの存在」を、より多くの方に知っていただければ幸いです。

今後ともZIPAIRは「NEW BASIC AIRLINE」を目指し、既成概念にとらわれることなく、読者の皆さんにさまざまな情報をお届けしてまいります!