詩「つぐない」
記憶の底に沈めたはずの
あのやりきれない悲しみが
不意に頭をもたげて
暴れ出す
こいつを手懐ける
どんな術も僕は知らない
ただなすがままに
翻弄されるだけ
そうすることが
つぐないとさえ
僕は思っている
かつて嘘をついてしまった
かけがえのない
あなたへの
記憶の底に沈めたはずの
あのやりきれない悲しみが
不意に頭をもたげて
暴れ出す
こいつを手懐ける
どんな術も僕は知らない
ただなすがままに
翻弄されるだけ
そうすることが
つぐないとさえ
僕は思っている
かつて嘘をついてしまった
かけがえのない
あなたへの