【生きる力と生き抜くために必要な力】


 「生きる力」これが大切だと言われます。学校教育で身につけさせる最終ゴールみたいなもの。

 昨日、Facebookで知り合った泰裕先生と話をして、少し自分の中で考えが変化したので書いておきます。

 泰裕先生、いつもFacebookを読んでいただき、遠くからたくさん応援と励ましをいただき、本当にありがとうございます!!

 

 ずっと、「生きる力」って、今後生きていくために必要な装備的な力だと考えていました。

 だから「生きる力」とは?と聞かれると、「自律・協働」と即答していました。
 自分なりにものすごく腑に落ちている考えで、先生するうえで大切な
土台となっているものです。
 
 でも、それって「生き抜くために必要な力だな」と。

 じゃあ、「生きる力」とは??

 昨日話をして、腑に落ちたのが「生きる力」とは、自分の興味・関心・スキを追い求め続けられる力。

 エネルギーみたいなものだってこと。

 生きていこう!!と思える、夢中になれるもの。

 そのガソリンになるもの。それを追求し続けるパワー。

 これが「生きる力」なんだなと。

 僕は、「幸せ」になることを子どもたちに求めていたというか、自分が考える「幸せ」を押し付けていたなと。

 でもよく考えると、ちょっと不自然。

 
 好きなことに、没頭していたり

 関心のあることを突き詰めていたり

 そんな時間が、振り返ってみると幸せだったりする。

 だから、ぞれぞれ「幸せ」って違うわけで。

 「幸せ」に向かって子どもたちを集合させるのではなくて、
 その子、その子の得意とか、興味とか、好きとか、関心を大切にしてあげる。

 そこに夢中になれる環境をつくることもそうだし、その楽しさを共有することもそうだし、そうした上で入り込んでいる時間がいつの間にかその子にとって「幸せ」であればいい。

 そういった出会いのきっかけをつくれたらと思う。

 でもやっぱり、あることを突き詰めたり、追求していく中で欠かせない装備品が、

 自分のことを振り返り調整したり、目標を立てて歩み方を選択したりする「自律」
 
 そして、より多くの情報を集めたり、手をかしあって1人の時では見られない景色を見るための「協働」

 自分も、仲間も1人も見捨てないことを繰り返し続けることで得られる「つながり」が夢をさせてくれるものになる。

 そんな順序なんだな〜とおかげさまで再確認できてスッキリ!!

 そのために、これおもろくない?っていう自分の「感覚」を大切にしないと。

 「幸せ」へゴリゴリ導く頭でっかちになってしまった昨年度。

 それじゃあ、「規律」を押し付けるものとあんまり本質的に変わらない先生をしていた。

 昨年度の自分は、本当生徒だったら大っ嫌いな先生だな。笑

 今年度は、自分が生徒だったらこんな先生についていきたいと思える先生でいたい。

 
 ↓ 学年便りのロゴを描きました🌻

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