【得意な人とつながることが生存戦力】


 人類の身体って、600万年前から700万年前くらいに100万年くらいかけて今の状態になったらしい。

 つまり、平安とか江戸とかって人体構造上結構最近の話で、

 時代の流れはものすごく早く移り変わり、きっと1万年前の人からすると、謎の画面から遠隔で人と話せるなんて現象を見たら気絶すると思う。

 
 だから、外的環境は著しく変化したんだれど、人体の進化は100万年かけてやっと今の状態になったものだから、時代の変化に身体の変化が追いついていないらしい。

 本来、電気はなく、日の出と共に目覚め、狩りに行き、取れたらラッキー取れなかったら木の実で凌ぐ。
 自然に触れて、日没とともに寝床に着く。
 コミュニティーは家族や親戚程度の範囲。
 親しくつながるのは5人程度。

 人体構造上、この生活が一番フィットするらしい。

 でも、今や電気は夜中まで煌々と照り、寝不足のまま起床。食べ物は溢れ、いつでも安価で手に入る。食べすぎることもある。SNSを通じてコミュニティーの範囲は広がる一方。

 そんな人体と時代のミスマッチが至る所で起きている。

 つまり人間関係でいうと、人類の脳は、多くの人とコミュニティーをつくれるようにはプログラムされていない。

 となると、つながれる人には限界があるということになる。

 じゃあどういった人とつながることを選ぶか。

 シンプルに自分が生き延びるためにこの人といると得だという人を選ぶようにプログラムされているってことになる。
 自分の命を守ってくれそうだとか、新しい知恵をくれそうだとかそういった生き延びつための生存戦力としての人類のプログラム。

 でもクラスって30人程度の規模で、じゃあ5人くらいと繋がれていればいいかっていうとそれだけれはうまくいかないこともあると思う。

 だから、担任として一人一人の良さをクラスに共有し、あの人とも繋がってみたいかも!!と感じだせることを意識している。

 理科で「風の力」の単元で、車の教材を組み立てるとき、やっぱりそういいうのが得意なメンバーってのがいる。

 それを「へ〜〜説明書見ただけで組み立てられたの???すご〜〜〜こういうの得意なんだな〜先生何も教えてないぞ????☺️」出来な感じで大きめの声で話すと、

 「え!!〇〇さん教えて!!!」「どうやんの??」と集団ができた。

 やっぱりいい情報を持っている人とつながってみたいって欲は自然なんだなと。

 だから、国語、算数、理科、社会で集団が微妙に変化するのがおもしろい。

 それぞれの得意不得意を無意識レベルで理解している感じ。

 得意な人とつながるってとっても自分にとっていいことなんだと。

 夏祭りの準備もおもしろくて

 子どもたちが「Canva」を使って「ルール説明資料」「お店のロゴ」「ポスター」「メニュー」を作り始めている。

 なにげなく、みんなだったらCanvaでメニューとかつくれるんじゃない???って1人の子にふったのが始まり。

 これも初めに動き出した「得意」な子とつながることで、一気に広まった。

 僕はその「やってみたら??」というきっかけを出し、「へ〜〜〜Canvaでメニュー作ってんの???めっちゃおしゃれじゃん!!」のような独り言を言っているだけ。

 でもそれを聞きつけて「なんやらいい情報持ってる得意なメンバーいるさしいぞ??」的なアンテナでつながりが生まれてくるわけ。

 にしても、Canvaの操作性の高さと、汎用性の高さは半端ないね!!!

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